[2016.7.24]FUJI ROCK FESTIVAL 2016 Day3
とうとう最終日になりました。今年は3日間とも雨が降らず、「よーし、初めてのフジロックだから雨具をしっかりと揃えて行くぞ!」と張り切って購入した野鳥の会・長靴、レインポンチョは全く出番がなかったとさ。良いのやら悪いのやらw
当初の予定ではホワイトステージのBo Ningenからライブを見始めようとしていたのですが、せっかく自分から誘って、こんな山奥まで来てくれた友人達と全く行動していなかったことに今更気付く。(ライブもほぼ1人で見てたw)
というわけで午前中は友人たちとまだ訪れていなかったフジロックで最も空に近いエリアDay Dreamingにドラゴンドラに乗って行ってくることに。ドラゴンドラに乗車中の風景も素敵だった〜。フジロックの各ステージが望めます。山頂は少し肌寒いものの、解放があって気持ち良い。
ついつい横になりたくなる。
だらだらと昼食を買うのに並んでたら、以外とマーキーのDMA'Sの時間が近づいていたので、ここでもやはり1人でドラゴンドラに乗って一足先下山w
- 12:40〜 Red Marquee DMA'S
というわけでフジロック最終日は南半球のオアシスとも称されるオーストラリアからDMA'Sです。風貌やファッションを見ると確かにオアシスのフォロワーだなという感じはするが、実際にアルバムを聴いてみると確かにオアシスっぽい曲もあるのだが、それ以上にもっとオアシスを含めた1990年代のUKロック全体からの影響を受けてるんだろうなという印象を受けた。
彼らは普段は3人組であるのだが、ライブだとサポートメンバーを加えて6人編成となる。音楽性を言えば、ギターポップと括るのが1番手っ取り早いのだろうが、時折見せる荒々しさやサイケっぽい曲もやったりして、まだまだ色々と隠し持ってそうである。
演奏も90年のマンチェスターのバンドのように決して下手なわけではなく、さすが6人編成をとっているだけあってそれなりにこだわりがあるのだろう。(ただし、ギター3本もある必要性はそこまで感じなかったw)ライブはというと、代表曲のLay Downのときは一際歓声も大きかったが、基本的に淡々と進めていく感じであまり全体を通して盛り上がっていた印象はない。たぶん3人ともシャイなのであろう。
UKロックの影響を語られる彼らだが、ライブを観てみると意外とオーストラリアっぽさを感じた。私がオーストラリアというものをどれほど理解しているのかという疑問はあるが(当然行ったことはない)、ライブを観終わった後にシドニーの海岸沿いをドライブしているイメージがぼんやりと湧いたのでそういうことだと思う。DMA'Sそれなりに満足しました。
そしてそして、実はライブが終わった後オアシスエリアでボーカルのトミー君を発見!ナイスギグと伝えて、握手はしてもらったものの写真を撮ってとは言えなかった。そのときの受け答えを見てみると、やっぱりシャイなんだろうなと思ったw
軽く昼食をとり、今回のフジロックでは恒例となっていた、グリーンで乾杯!!!🍻 この瞬間が幸せだったー!
程よくほろ酔いとなりながら、大好きなStereophonicsの時間が訪れる。
- 14:50〜 Green Stage Stereophonics
Stereophonicsは途中ドラマーの脱退などがあっても屈することなく、今に至るまでコンスタントに活動を続け、メロディックで骨太なギターロックを常に届けてくれる愛すべきロックバンドなのだ。そんな彼らをフジロックのグリーンステージという素晴らしい場所で初めて見られるというだけで、なんだかもう嬉しい。The Avalanchesがキャンセルになってしまったのは非常に残念だけど、その分Stereophonicsをフルで心置きなく観られると考えれば、そんなに悪いことではないように思えてくる。
最新アルバムの冒頭曲C’est La Vieからライブは始まりを告げ、円熟味を増しながらも初期の疾走感や自身の持ち味を存分に詰め込んだようなサウンドに既に興奮が止まらない。ライブは過去の曲と最近の曲が入り混じったようなセットリストで進んでいったが、驚くほどに違和感なく聴くことができた。それは彼らがいかに現在もクオリティを落とすことなく作品を生みだしてきたかということだし、今回のライブでそのことを証明する形となっただろう。ステージ前方ではウェールズの旗がひらひらと力強く揺れ続け、オーディエンスも精一杯の愛を持って耳を傾けている。そんな素敵な光景の中に自分も入れたのかと思うとなんだか誇らしい。最後に披露されたDakotaは当然の大シンガロング!いつまでも元気で活動を続けてまた日本に来てね!
フォニックスが終わった後は、浅井健一のSHERBETSやKen Yokoyamaなどを見ながら時間を潰す。Hi-STANDARDのStay Goldが演奏されたときは、急に後方から大人たちが前方に猛ダッシュしていってびっくりした。青春の音なんだろうな~と20年という歴史を感じてみたリ。
僕の友人はみんなベビメタちゃんを観に行ってしまいましたが、おそらくひどく混むであろうホワイトに行きたくないし、それよりも観に行くべきものがあるでしょ。と信じて、レッドマーキーへと向かう。
- 17:50〜 Red Marquee Jack Garratt
はっきり言って今年のフジロックでの一番の衝撃はこのJack Garrattというイギリスの新人アーティストのライブだった。白いオーバーオールという髭もじゃ牧場農家スタイルでレッドマーキーに登場した彼はシンセサイザー、ドラム、ギター、キーボードなどを全て一人でこなしてしまうのだ。すべて一人でこなすという情報は事前になんとなく入っていたが、ライブを観てその真の意味に気付く。何やらおかしげな彼専用の機材のセットから左手でシンセを操りながら、右手でドラムを叩いたりする。さらには急にブルージーなギターまで披露しだすのだ!笑 サポート・メンバーを用いずになぜそんな面倒くさいことをするのかとも思うが、ライブを観た今となっては、自分を限界に追い込んでこそのあの気迫のあるパフォーマンスに繋がっているのではないかと考えられる。
実際に彼はかなりハイテンションだったし、5万人のスタジアム・コンサートと勘違いしてるのではないかというぐらいに声が上擦った様子でオーディエンスを煽っていた。その煽りに対してもオーディエンスはしっかりと応えていたし、さらにどんどん拍手喝采で盛り上げるから途中から彼は異国の地でのあり得ないほどの歓迎ムードに笑いが止まらなくなるほどであった。Suprise Youselfではサビの部分でマーキー全体が大合唱!こんなの初来日の新人アーティストがやるライブじゃない!あまりの衝撃にしばらく場内の拍手が鳴りやまなかったが、それも納得の素晴らしい、あまりにも出来すぎたライブだった。新たな才能って出てくるもんですね。
Jack Garrattが終わり、ここからレッチリまで特に何をみるか決めていなかったのだが、そういえばヘブンでライブ観てないことに気づき、通好みのラインナップが揃うことでお馴染みのフィールド・オブ・ヘブンへと足を運ぶ。まだ明るいときにステージを横切ったりはしていたが、暗くなった後のステージの光景がなんとも言えないほどに美しい。長年のフジロッカーに愛されるのもなんとなく分かる気がする。
ヘブンのトリを飾るのはカマシ・ワシントンというジャズ界の未来を担うサックスプレイヤーである。ちょっと渋いし、現在の自分にはまだ早いかなと、ほぼ予習無しで見たライブだったのだが、これがまた素晴らしかった。ステージ上ではカマシ・ワシントンを挟むようにしてステージの右左にドラマーが二人というまさかのツインドラム。他にも、キーボード、トランペットなど、おそらく各々ハイレベルなプレイヤーであろう人たちが集まっていても、一度カマシ・ワシントンがサックスを吹きだせば、主役は彼以外あり得ないなと感じさせてくれる。“フジロックは新たな音楽との出会いを提供してくれる”とどこかのサイトで謳っていたが、最終日のそれももう終わりを迎えようとしているこのタイミングでその意味をようやく理解することができた。ライブが進むにつれ、グリーンのレッチリの時間が迫ってきたが、本当に自分はレッチリに行くべきなのか?と自問せずにはいられないほど、まだこのライブを観ていたい気持ちが強かった。結局途中で切り上げてレッチリを観に行ってしまったが、そのことに関して自分は後悔することとなる。
- 21:00〜 Green Stage Red Hot Chill Peppers
21時に近づくにつれ、グリーンステージは人でパンパンに埋め尽くされ、間違いなく三日間で最も多くの人を集めたことだと思う。それもそのはず、フジロック2016の最終日のヘッドライナーを務めるのはここ日本でも絶大な人気を誇る最強のミクスチャー・ロック・バンドRed Hot Chili Peppersである。彼らとフジロックの付き合いは長く、伝説の第1回、10周年、そして今年の20周年と節目の年では必ずヘッドライナーとしてフジロックに出演している。私はそこまでレッチリのファンではないと言えど、やっぱり一度はレッチリを見てみたい。
今ツアー定番だったCan't Stopからのスタートではなく、新作のGoodbye Angelsからスタートしたのは少し肩透かしをくらったような気分だった。序盤にScar Tissueが披露されるも、なんだか凄い落ち着いてる感じ。あれ、レッチリってこんなに大人しいバンドだったけ?という具合だ。スピーカーから出てくる音量もなんだか小さい感じがして、けっこう後ろで見ていたせいかもあるかもしれないが、なかなか乗り切れない感じが続く。Under The Bridgeなど聴けたのは嬉しかったが、熱心なファンではないだけに、私がレッチリに求めるものはこれではないかなというライブだった。そこまで期待値が高かったわけではないけれど、やっぱレッチリ凄いなと思わせて欲しかった。By The Wayまで聴いて、これではフジロック2016終われないと、猛ダッシュでBattlesが始まるホワイトステージへと向かう。
- 22:00〜 White Stage Battles
多少遅れると思ったものの、この時間のグリーン~ホワイト間は移動しやすく、ここぞとばかりにフェスダッシュを発動したら奇跡的に間に合った!
昨年の来日公演の評判がとても良くて、フジロック出演が決まったときはぜひ観ようと決めていたバンドだ。アルバムも凄いが、そのアルバムも全てはこのライブのためにあると思わせてくれるほど、凄まじいライブ・パフォーマンスを見せてくれた。
両脇のギターのイアンとベースのデイヴはせわしなく機材をいじったりして、忙しくしているが、そうして作られるステージ上の音楽はまるで生き物のように息吹が吹き込まれていく。その過程を一から見せることで、曲のピークに辿り着くときの高揚感を一緒にオーディエンスも体験していくのだ。その舵を取っているのは間違いなく、ど真ん中で一際存在感を放つジョンのドラムで、彼が高くそびえるシンバルを力いっぱい叩く度に汗とともにアドレナリンが出まくっていた!笑
代表曲のAtlasではもう場内お祭り騒ぎという状態で、私自身ももう体力は限界に近づき、視界もぼやけてくるほどだったが、身体はまだまだ音楽に乗せられて動いていくのが不思議だった。場内は最後に思いっきり楽しみたい人たちで溢れていて、私もそんな空間で最後まで精一杯楽しんだ!明日はもう学校に行かなければいけないという現実がたまらなく嫌になるほど最高のライブだった。
Jack Garrattのほうが衝撃度では勝るが、最後の最後に現実離れしたライブを見せてくれたバトルスを三日目のベストアクトにしたいと思う。
いや~、初参戦ながら、三日間参加できて本当に楽しかった。当初は金土か土日の二日間で行こうかなとも考えたけど、今となってはどの曜日も行かなければ後悔しただろうな〜というぐらいに素晴らしいライブばっかりだった。あと一人では敷居の高さや費用面でフジロックに来られなかったかもなと考えると、やはりこうして一緒にフェスに行ってくれる友人は大切にしなければと思います。来年以降もぜひまたここに帰ってきたいお思うし、キャンプ面でもさらなる向上ができるといいな。笑
最後に、Fuji Rock Festival 2016最高でした!!!
[2016.7.23]FUJI ROCK FESTIVAL 2016 Day2
フジロック2日目。昨日あんなに夜遅くまでライブを観てたのに、幸か不幸か朝イチから観たいアクトがあったので無理やり身体を起こして身支度を整える。(というか朝の日差しでテントの中がめちゃくちゃ暑くなるから嫌でも起きる。)
キャンプサイトに隣接してるレッドゲートから入場。途中でトルコ風アイスを売ってるお店が目に入ってついつい買ってしまう。
- 10:20〜 Red Marquee Homecomings
というわけで私が2日目のトップバッターに選んだのは京都発逆紅一点ギターポップバンドHomecomingsである。今年発売された傑作の2ndアルバム『SALE OF BROKEN DREAMS』(アルバムのアートワークも強く印象に残ってる)を引っさげてのフジロック出演だ。
アルバムのリード曲であるDON'T WORRY BOYSからライブは始まり、前日の疲れや睡眠不足を吹き飛ばしてくれるようなこれまた午前中にぴったりな心地よいギターポップがマーキーを包み込む。これで完全に彼女らの流れでライブが進むと思いきや、個人的には中々乗り切れずれずにいた。うーむ、Homecomingsライブは微妙かなと思いかけたところで2ndアルバムからBUTTERSANDが披露され、ここでやっと自分のイメージと合致し始め、だんだんと心地良くなってきた。一際歓声が上がったのがやはりその次に演ったHURTSで、私にとっても、その場にいた多くの人にとってもHomecomingsの存在を知らしめた一曲であろう。どこまでも清々しくて、そして少し切なさを含む、そんな彼女らの楽曲の世界観は十分に伝わってきたけど、ライブ全体の感想としてはまだまだ余力を残しているなという印象。しかしまた観たいという気持ちも同時に湧いてきて、次はぜひとも100%満足させてもらいたいなと思う。
Homecomingsが終わった後は、グリーンステージにて友人からぜひこれは観てくれと頼まれたWANIMAをオアシスで買ったカレーを食べながら観る。ワンチャンワンチャン言ってる気色悪いメロコアバンドぐらいなイメージしかなかったが、ライブを観て色々と納得。一見テキトーに見えるMC(たぶん本当にテキトーだけどw)で自分たちのペースを作りつつ、一旦演奏が始まるとそのテキトーなMCとのあまりのギャップにビックリしてしまうが、非常に心を揺さぶるエモーショナルな演奏を展開するのだ。今のWANIMAなら日本中どこでもホームにしてしまうだろうなと予想するのは簡単である。人気がある理由も分かった気がした。かといって次また観るかと言われたら観ないけどw
- 13:10〜 White Stage Vant
次に私が観にきたのはアルバムデビュー前のまだシングル数曲しか発表していないVantというUKガレージロックバンドである。今年はフジロックを見ても、サマソニを見てもギターロックをやるバンドがほとんどいない状況だったので、なんやかんやガレージロックが好きな私は、直前の発表ではあったが迷うことなく彼らの初来日の勇姿を見届けることに。
先ほども言ったようにアルバム未発売の新人なので、序盤は全くの初見という曲が続く状況であったが、その割には退屈することは一切なく、むしろ非常にタイトな演奏を見せつけ、ポテンシャルの高さを示した格好だ。こうなってくるとそのうち発表されるだろう1stアルバムに否が応でも期待がかかってしまう。とはいっても盛り上がるのはやはり発表済の既存曲で、かなりの疾走感があるParasiteが始まると一気に会場のテンションがもう一段階上がった。(ちなみにThe LibertinesでいうとMaydayを連想させるような曲。)そこからさらにラストに向けてシングル曲の連打で前方ではいつの間にやらモッシュピットが出来上がり、砂埃が舞い上がるほどに!笑 初々しさはもちろんあるのだが、とても初来日の新人バンドとは思えないパフォーマンスを終始見せてくれたと思う。ぜひとも早いうちにアルバムを完成させてまた日本に戻って来て欲しい!
- 14:50〜 Red Marquee 大森靖子
その後またレッドマーキーに戻って来て、大森靖子を見る。リハーサルのときから登場していたのだが、いきなりバンプの天体観測を演奏し始める謎展開www このときからすでに普通のライブにはならないだろうなという予感はしていたが、パフォーマンスについては圧巻の一言。まるで演説のような「さようなら」からライブが始まり、J-Popと邦ロックの要素に彼女の独特な世界観がふんだんに付け加えられた楽曲群が次々と展開されていく。生まれながらの表現者とは彼女のことを言うのかと大森靖子は身振り手振り・表情・声の抑揚、使えるものをすべてフルに使ってステージ上で表現しているのだ。まさかここまで自分が彼女のライブに引き込まれるとは思っていなかったが、TRAVISを観に行くために途中で抜けることを忘れるくらいステージに集中していた。友人に肩を叩かれ、そう言えばそうだったと思い出し、結局途中で抜けるも、正直最後まで見てれば良かったなと少し後悔。大森靖子凄まじいアーティストだった。(しかし次の日少し話したお姉さん方には大森靖子は苦手って言われたw)
ということでTRAVISを観にグリーンステージにやってきたのだが、ここで今年のフジロックでの1番の大失態を起こすw
初めてのフジロック参戦なので、フジロックでTRAVISを観られるなんてめっちゃフジロックっぽいやん〜とかなり楽しみにしていたのだ。それに加え今日はVo.フランの誕生日で客席にダイブしたフランがお客さんに祝われるというなんともピースフルなサプライズも起こる。こんな大自然に囲まれながらTRAVISを聴けるなんてほんとフジロック来てよかったよ〜なんて思ってると、あれまあれまと視界がぼやけ始め、妙に気持ちよくなって、気づいたときにはなんとFall asleep。TRAVISの演奏の大部分を寝過ごす格好に!!!起きたときには最後の一曲、UKロックを代表するアンセム「Why Does It Always Rain on Me?」。この曲のときだけでも起きられたことで良しとするしかないか。。。最高に気持ち良い時間でした😭
- 17:20〜 Green Stage Wilco
本日は早くもトリ前という時間になったが、ここでアメリカン・オルタナティブ・ロックの至宝ウィルコがグリーンステージに登場である。といっても私はウィルコについての知識を全く持っておらず、タイムテーブルが発表されたから予習をちょっとしたという具合。(ベックの前座くらいに思ってたw)しかし、その予習のときに聞いた『sky blue sky』というアルバムがめちゃくちゃカッコよくて、今現在ビートルズが存在していならば、こんなアルバムを作ったんじゃないかと勝手に現代版ビートルズの称号を与えたほどだ。といっても最近のライブではこのアルバムの曲はほとんどやらないらしい、あれれ。
しれっとメンバーが登場して歓声が湧き上がるが、フロントマンがかなり大きいお腹をしてるせいもあるのか、かなり緩い雰囲気。しかしいざ演奏が始まるとやはりプロ中のプロである。かなり凄そうに見えるテクニックも飄々とこなしてしまう。アメリカ的なフォークサウンドにオルタナの感覚が組み合わさったウィルコの世界観は派手さはないけど、めちゃくちゃ尖っていて唯一無二であると感じた。もっと十分に予習をして、彼らの楽曲との距離を詰めてライブに臨めば良かったと後悔するばかりだが、それにしても最後に演奏されたImpospible Germanyはあまりにも美しかった。
- 19:30〜 Green Stage Beck
そしてとうとうヘッドライナーBeckである!私が重い腰を上げてフジロックに初参戦したのは他でもないこのBeckを見るためである。本当にBeck大好き!なにもかもがかっこいい。めっちゃ好き!本来のタイムテーブルからすると1つ前のスロットであるこの時間帯に登場するのはBeckが新幹線で東京に帰りたいからで、そんなところもBeckらしい。(でも結局間に合わなかったみたいw)
欧米の主要フェスを見てるとBeckがヘッドラインを飾ることはほとんどなくて、2016年のフェスって考えるとBeckは少し弱いのかな?とも思ったりしたが、いざライブを観てみると、そんな心配は全くの杞憂に終わった。
Devil's HaircutのヘビーなギターリフからBeckのライブの始まりが告げられる。Beckを語る上で外せない名盤『Odelay』の一曲目の曲でもある。今年のフジロックも20周年目であるが、ということはつまりこの『Odelay』も20周年なのである。続いてGueroからBlack Tambourine、3曲目は既にLoserが苗場に投下される。当然「I'm loser baby , so why don't you kill me ? 〜〜♪」と大合唱が起こる。このloserを初めて聞いて以来私はずっとBeckのファンなのだ。
冒頭の三曲目を始め、序盤はこれぞベック!と言うような「最もイメージが強いベック」といった選曲が続いた。私がBeckを掘り下げるために初めて借りたアルバムが『Mellow Gold』、『Odelay』、『Guero』だったので自身とベックの歴史を辿っていくようなセットリストで少し感慨深いものがあった。もう完全に心を鷲掴み状態である。
なんといってもハイライトは中盤のアコースティックセクションである。先ほど述べた「最もイメージが強いベック」とは違うベックの側面が十二分に披露された素敵な時間だった。ベックをよく知らない私の友人があんま盛り上がってなかったと的外れな感想を述べた以外は多くの人にとってもハイライトとなった場面であったようだ。『Sea Change』と『Morning Phase』の曲を交互に繋いで、Beckのアーティストとしての長いキャリアをも感じさせる構成で、特にBlue Moonが流れている瞬間が最高で、サビの部分の光が扇状に広がるような解放感がたまらなく最高だった。いやぁ、この曲をこの大自然の中聴ける喜びよ。
アコースティックセクションで清められた後はもう一度、アゲアゲのフェスモードに持っていく。昨年の個人的No.1シングル、ベック節満載のファンク・ポップ Dreamsでベックの最新モードを体感させてくれた。話題の新曲Wowが初披露されるサプライズ…なんてのはなかったが、Girl→Sexx Laws→E-Proで最高のテンションのまま本編が終わる。もう大満足だけど、あの曲を聴かないと帰れないぞと。
ステージに再び現れたときは衣装チェンジで黒から白にチェンジ!エンターテイメントを分かっている。細かいことであるが、こういうことを気遣いができるのが他の汗臭いロックスターとは一線を画すのだ。
アンコール一曲目でまさかのDebraという予想をしづらい選曲でまたもBeckにやられたという感じ。そして待ってましたとついにWhere It's At!とうとう楽しい時間も終わりである。「最も面白い場所」という意味の通りに最高のショーの最後を締めくくるのに最適な曲であるに違いない。途中でメンバー紹介を兼ねて、デヴィッド・ボウイやプリンスのカバーを披露し、ベックなりの追悼の気持ちを示していた。最後に再びWhere It's Atに戻り、フジロック20周年にふさわしい大円団を迎えた!最高だった!ベック!
セットリストを振り返れば、一見キャリアを総括するベストヒット的な内容ではあるが、ただ単にヒット曲を演奏するというわけではなくて、魅せ方がやっぱり上手いし、自分がどう見られているのか、そしてどう見せたいのがBeckほどになるとちゃんと整理されているのだと思う。最高のエンターテイメントショーだった!ベック優勝!!!
今年中に発表されると噂されているアルバムも楽しみだし、今度は7年も間を空けずに、またすぐ来日して欲しい!
もうベックで大満足し過ぎて、その後観る予定だったグレン・ミラー・オーケストラも見ずに会場を後にした。ベックも最高だったが、その後に入った苗場温泉もまた最高だった♨️
[2016.7.22]FUJI ROCK FESTIVAL 2016 前夜祭~Day1
とうとう念願だったフジロックに行ってきたよーーー!!!
大学に入ってからサマソニには毎年行っていたもののフジロックはテスト期間中であったり、距離的な問題であったり、準備が大変であったりと、なかなか参加する機会が得られずにいたのですが、大学最後の年にようやく苗場の地に足を踏み入れることができました!
なんやかんや出発が遅れ、前日の7/21(木)の18時頃に場内に到着。
キャンプサイトに辿り着くと、
「良い場所が全部埋まっている……」
という状態。
なんとなく予想はしてたけど、やっぱりキャンプサイトゲートオープンと同時に入らないと近場の良い場所は埋まってしまうよねー。
というわけでかなり上の方の見晴らしがまあまあ良さげな平たい場所に落ち着く。
まあ遠いということは、人通りが少ないという意味では良かったのかもしれない。
初フジロック初キャンプということでかなりテント設営に苦しみ、外はもう暗くなり、フジロックの始まりを告げる花火をキャンプサイトから眺めることに。
その後、少しだけ入場門をくぐり軽く夜ご飯を食べたりしたが、明日に備えるために早めにテントに戻り、友人たちと軽く乾杯してフジロック前夜を終えた。
来年はお昼には到着して、前夜祭をフルに楽しみたいですな〜😭
というわけで、フジロック2016 Day1スタートです!!!!!!
いやぁ〜このゲートをくぐることをどれだけ楽しみにしてたか、、、😭
見たいアクトは11:30で、グリーンの場所確保したいわけでもないのに、意味もなく浮き足立ってゲートオープンの9時に入場w
本当にすることがなかったので、会場をぐるっと一周し(奥のCafe de Parisまで行ったw)、会場の全体図を大まかに把握。
今思えば、周りに人がいない写真は朝一に行かないと撮れなかったかもしれないw
↓3日目
サマソニのような都市型フェスと違って、本当に会場全体がフジロックのためだけに作られているような感じがして歩いてるだけでも楽しい。
ライブが始まる前からテンション高めであったが、そんな私が来るフジロック3日間のトップバッターに選んだのは……
- 11:30 〜 Red Marquee Lucky Tapes
ラッキー・テープス!!!!
正直フジロック出演の発表をされたから知ったアクトなのだが、3人組ながらライブではサポートメンバーも含め10人編成であるという情報とタイコクラブなどでのライブの評判から今回自身がフジロックでみる予定の邦楽アーティストの中では最も楽しみにしていたアクトであった。ジャンルとしては最近流行りのシティ・ポップに分類されるのであろうが、流行に後押しされる必要がないくらいに、楽曲のクオリティは高いように感じる。
余裕を持って来たので、超ニワカながらも右側最前を確保w 私の初フジロック、長いようで短かった3日間がスタートした!
3人のフロントマンが先頭に同列に並び、すぐさま朝一番に聞きたくなるような心地よい音楽が聞こえてくる。総勢10人もステージにいるのでそこまで大きくないこのステージが余計に小さく見えるが、それが一人も無駄なく有機的に絡みあう様は見ていてとても気持ち良い。演奏が始まると開演前にはポツポツとしかいなかった後方にもたくさん人がいるように見受けられ、中盤のTouchが始まる頃にはもう完全に彼らがレッドマーキーを支配してアットホームな優しい空間を作り出していた。
それにしてもこのLucky Tapesはサポートメンバーが確実にサポート以上の活躍を見せていて、ホーン隊の一人がロボットダンスでオーディエンスを盛り上げたり、レイディ・ブルースではコーラスの女性客が主役を奪うほどに目立っていた。これからの彼らの方針がどうなるか分からないが、この先もこの形態でぜひライブを見せて欲しいと思う。
最後は出したばかりの2ndアルバムのTonightできっちりと締める。トップバッターとしての役割をしっかりと果たしたに違いない。今回のライブで完全にファンになってしまったので近いうちにまたライブが観られたらなと思う。
- 12:50〜 Green Stage Biffy Clyro
続いてみたのは 本国ではフェスでヘッドライナーを努めるほどのビッグバンドであるビッフィ・クライロを見る。タイムテーブルが発表されてまさかの位置に驚きが隠せなかったが、後ろの方に来ても必ず他に見たいものと被っていたはずなのでこれで良かったのかもしれない。
2年前にもフジロックに出演していてその時の評判がすこぶる良かったのでぜひとも見たいバンドの1つだった。音楽性はダウンロード・フェスにも出るくらいなので激しめな曲も多いのだが、意外と技巧派でクセになる曲けっこう多い。イメージで言うと、ライブの評判がよく3ピースバンドなのでMuseと近いのかもしれないが、なんというかMuseよりも曲を聞いて拳を突き上げたくなる曲が多いかな!笑
ということでライブレビュー。
オープニングはもちろんニューアルバムのオープニングでもあるWolves of Winterである。これはかなりYou Tubeで予習してたので「We are the Wolves !!!!!」思い切り叫ぶ!一曲目から相当でかい一発をくらってような気分である。完全に出演してる時間帯が間違っている。笑
序盤はライブ鉄板の楽曲がずらっと並び、Black Chandelier(すごい好きな曲)までは激しさだけではないビッフィの楽曲の魅力をしっかりと披露していたが、やはりここはライブの現場。次のBubblesでまだまだ暴れたりない人たちを中心にサークルモッシュが起こり始める。ちなみに友人はこのときにサークルの後ろでドヤ顔でエアギターを披露していたらしい。笑
終盤に向かって彼らを一気にスターダムに押し上げた代表曲The Captain、The Mountainを続けて投下する。特にThe Mountainでは周りも待っていましたと言わんばかりに大合唱が起こる。これによって少しでも日本人のファンの愛が彼らに届いてると嬉しい。
1つ前に見たアクトとは方向性が180度違うが、こちらも大満足のままライブを見終えることができた。ただ後悔したことが1つあってAnimal Styleのラストサビ前の「my head's a fucking carnival」を要求されるとは思ってなくて自信を持って大きな声で応えることできなかったことである。また来日してリベンジさせてくれ〜😭
- 14:40〜 Green Stage Jake Bugg
彼のライブを見るのは前回のツアー以来なので2年ぶりとなる。年齢も一個上と近く、以前ミーグリで写真を撮ってもらったことなどもありかなり親近感を抱いてるので前方2列目ぐらいを確保してジェイク先輩のライブを待つ。
いざ登場しても相変わらずステージ上の彼はクールである。序盤はジャケットを着ていたが、途中からいつも通りの黒Tシャツ×黒パンツスタイルになったw
ライブの構成は今まで出した3枚のアルバムから満遍なく披露されていて、従来の曲は曲によってけっこうアレンジが効いていて、ミドルテンポになったり柔らかい曲調になってたりして、この広い緑が広がるステージにマッチしていたと思う。ジェイク先輩いつの間にやらこんなにメインステージが似合う男なったのだろう☺️ 前回見たときよりは多少MCが増えたような気もした。(それでもかなり口数は少ないけどw)
ライブのハイライトは3rdアルバムで新たな一面を見せてくれた一曲でもあるGimme the Loveである。まさかジェイクがダンスナンバーを書くとは思わなかったが、こういった曲がセットリストに入ることでライブの展開も面白くなっていくに違いない。個人的には本格的ラップに挑戦したAin't No Rhymeも聴いてみたかったが。
せっかく前のほうで見ていたけど、途中からなんでこんな前にいるのだろう?と思うほど前方で見る必要性は感じず後方でまったり聴ききたくなったが、2年ぶりの見たライブはしっかりと2年分の成長を見せてくれたと思う。
ジェイクのライブが終わり、グリーンからレッドマーキーにコートニー・バーネットを見に行く人がたくさんいて、当初自分もその予定だったが、その後に見るthe internetをフルでしっかりと見たいという思いがあったので、踵を返してホワイトの方へ向かうことに。それにしても後から聞いた友人たちがコートニー・バーネットを大絶賛していたのを見てやはり少しでも見ておけばと後悔…まあ、これがフェスってやつですよね。
- 16:30〜 White Stage the internet
というわけで、そろそろ1日目の中盤あたりにでも差し掛かりそうな頃合いになるころにホワイトステージにthe internetが登場。
自分の周りを見渡すと今日イチバンにおしゃれな人たちや外国人グループといった観客が多かったような気がした。
そんな彼らの音楽は音源だけを聴くと、ひんやりとした冷たい感触と少し大人しめで知的な印象ばかりが先行していたのだが、ライブを見ると一変、バンドサウンドに厚みが増してフィジカルに訴えかけるような演奏で序盤からホワイトステージは熱気に包まれていた。またこんなにドラマチックに楽曲を魅せてくれるのかと感心させられた。それにしてもフロントウーマンのシド・ザ・キッドかっこよすぎでしょ。笑
途中で機材トラブルという不運もあったが、その間に流行りのポケモンの話題で盛り上げたり(そもそもKey.ジャミールがポケモンGOにハマっていて、ピカチュウTシャツを着てたw)、写真撮影したりなどして、そういった空き時間にも変な間を作らずに観客を盛り下げないのは若いながらも場慣れしてるというか、これはライブのパフォーマンスにも繋がるの話なのだが、黒人が生まれ持ち合わせた感性なのかもしれないなと思った。
個人的ハイライトはライブの最後を飾ったGabbyで曲前に少しコール&レスポンスの確認を行った成果もあり非常に盛り上がった瞬間で、やはりライブは観客と作り上げるものだなと改めて感じた。the internet恐るべし。終わった瞬間「本日のベストアクトだ!!」と思わされるほど素晴らしいパフォーマンスだった。
the internet終わりに友人と合流し、フジロック最奥地のオレンジカフェで晩御飯。ご飯に並んでたりすると意外と時間はあっという間に過ぎるし、少しだけでも観に行こうかなと思っていたJames Blakeもこの時点で諦める。
- 20:00〜 White Stage Flight Facilities
すっかり外も暗くなり、いよいよそれぞれのステージのトリ前という段階になってきて本日最も楽しみしていたアクトの1つであるFlight Facilitiesがコックピットを意識したステージセットに機内アナウンス?とともに登場である。
まずそのステージセットの格好良さに既にワクワクが止まらないのだが、Sunshineのイントロが始まりゲストボーカルは原曲通りのReggie Watts!なんてことにはならなかったが、小気味良いおじさん(←失礼)が登場し序盤からディスコな雰囲気を作り出す。どうやらゲストボーカルは男女1人ずつ招いて曲ごとに振り分けるらしい。特に女性ボーカルの子が非常に可愛らしくて(そして歌が響く)、陽気なおじさんとのバランスが上手く取れていたかな?笑
後ろのシガー・ロスの時間を気にしながらのライブではあったが、少しオトナな感じのエレクトロミュージックで終始楽しく踊れたかな。
最も印象深かったのはDown To Earthという曲で最早宇宙飛行士にまでなってしまったのたが、地球をバックにフジロックDay1ベストダンスタイムだった。
そしてアルバムの曲順通りに続いて彼らの代表曲Crave youが投下され会場から一際大きい歓声が起こる。残念ながら私はこの曲が終わるころにグリーンステージの方に足を運んでしまったのだが、Daft Punkが中々見られそうにないこの現状に、見られそうなこのFlight Facilitiesにエレクトロ・ミュージックの未来を預けてみたくないか?と訴えかけたくなるようライブだった。最高。
- 21:00〜 Green Stage Sigur Rós
スタート10分前くらいホワイトから移動してきて、グリーンに到着したと同時にライブがスタート。彼らのような世界観のアクトは途中からじゃなく最初から最後までしっかりと見たいと思ったのでかなり急いだ。
自分にとってこれが初めてのシガーロスで、もちろん以前から知っていたけど、英語で歌わないし、弓で弾くし、とっつきにくい音楽性であったのでこれまで聞かずじまいだった。発表当初はDisclousureを専念して見ようと思っていたけど、聞いていくうちにシガーロスをフジで観られるの最高なんじゃね?と思い始め彼らを見ることに。
最初は新曲のÓveðurから始まったが、メンバーは柵のようなものの後ろにいてよく見えないままである。せっかくライブを観に来たのに姿がなんだか見づらいなとモヤモヤしていたのだが、3曲目のSæglópurから柵が取り除かれると、それまでのフラストレーションこそが完全な演出であることに気づかされる。一気に音と光が膨らみ彼らの世界観が観客により鮮明に届けられる。その息を飲むほど美しい世界にただただ見惚れるばかりであった。もともとシガーロスの楽曲はカタルシス性の強い楽曲が多く、この演出も彼ららしいと言えば彼ららしい。
演出もさることながら、もちろんヨンシーの妖精の様な歌声に、さらには信じらないほど長いロングブレスに歓声が湧き上がる場面もあった。ドラマーのオーリーのプレイは終盤に向けて激しくなるばかりで、彼らが作り出す轟音の世界をより際立たせていた。サポートメンバーも用いずほぼ3人だけであの世界観を作るのは本当に凄い。終演後はただただ凄いという感想しか出てこず、シガーロスが多くの人を虜にしている理由も少し分かった気がする。
ただ個人的な感想としては、今回のセットリストは全体的に重めの雰囲気で構成されており、私のような初めてシガーロスを見る人にとってはもっとやってほしい曲があったんじゃないかなという内容ではあった気がする。(やっぱりHoppípollaききたかった。)それでもこのフジロックという環境でシガーロスを観られたことは素晴らしい体験であることに間違いない。
ヘッドライナーが終わってもまだまだ1日目が終わらないのがフジロック。
- 23:30〜 Planet Groove D.A.N.
去年Rookie A Go-Goに出たばかりだと言うが、今年はなんとレッドマーキーの深夜の部のトップバッターに大抜擢。
疲労もピークに達していたので少し楽に見ようかなんて思っていたが、彼が繰り出すビートに身体が自然に反応してしまう。
おそらく彼らが掲げているテーマはかなり壮大で今の段階ではそれを十分に表現しきれていないのかな?という感じもしたが、できる範囲でしっかりと地に足がついたパフォーマンスを見せてくれたように感じる。ライブを見ながら、おそらくサカナクションも通ってきた道を彼らも歩み始めてるのかな?などと思った。将来を期待させてくれるパフォーマンスだった。
続いてのMura Masaを途中まで見てテントに戻ろうかとゲートの外に出るが、まだ見たいものがあったのだ。
- 25:30〜 Crystal Palace Tent Con Brio
1日目のラストのラスト。本当は明日以降のことも考えると睡眠を取りたいのだが、明日コンブリオがヘブンで出演する時間帯には他に見たいアクトもあったので、深夜のパレスで見ることにした。
クリスタルパレスは本当に独特な世界があってまた来年以降フジロックに来たらぜひ立ち寄りたい場所だなと思った。
訪れたときにはまだDJタイムの時間帯でコンブリオどこに演奏する場所あるんだよと思うほどに小さな空間であったのたが、始まってみると客との距離がかな〜り近い、というか最前の人は手を伸ばせば届くレベル。コンブリオは「気迫を持って」という意味の通りに気迫と熱量がハンパない。こんな深夜にあんなに汗だくになると思わなかった。ライブの途中にモッシュの波に飲み込まれて、自分のカバンのチャックに綺麗なお姉さんの髪が絡まる始末。(本当にごめんなさい🙇)
11月に決まっている単独公演もぜひ行きたいが、金欠で絶対無理。でもまた観たい。あのパレスでライブを観てた人はたぶん全員ファンになったんじゃないかな。
とフジロックDay1から深夜まで楽しんでしまいましたが、今日見たアクトはジャンルは全部異なってるですけど、それぞれ大満足でこれがフジロックのレベルの高さかと思い知らされました。その中でもやっぱりベストアクトはthe internet(超僅差だけどね)
Day2に続く。
フジ&サマソニ ヘッドライナー問題【2016】
WOW
IT'S LIKE RIGHT NOW
IT'S LIKE WOW
IT'S RIGHT RIGHT NOW
WOWOWOWOWOWOWOWOWOW 〜♫♫♫
ということで今年も夏フェスのシーズンが始まりますね!!!😎😎😎
久しくライブに行っておらず、(The Stone Roses が来日公演をキャンセルしたせいで😡)日々ライブ欲が高まっている今日この頃
自身初参加であるフジロックがもう目前に迫っていますが、毎年参加しているサマソニも含めてラインナップも出揃ったので、偉そうに超素人目線で今年のラインナップについて思ったことを話したいと思います!
はい!こちらが今年のフジ&サマソニのラインナップです!!!
ポスターを比べるとフジロックは硬派
サマソニは爽やか〜な印象を受けますね〜😎
両者のラインナップを見て、フジ&サマソニに共通するのは世界中どこのフェスに出てもトリを務めるだろう絶対的ヘッドライナーがいることが分かります!!!(某音楽雑誌では両横綱と表現)
そう、、、
フジにRED HOT CHILI PEPPERS!!!
この2つのアクトが出演するってことはほぼその日のフェスの成功は約束されるぐらいに高い人気を誇るバンドですね。
もう「THE 洋楽」っていうようなね。お互い日本ではレッチリ、レディへって愛称で親しまれてます。
ちなみに僕に洋楽のトビラを開いたのはまさしくRADIOHEADで、高校時代の登下校ソングはParanoid Androidでした。(ちなみにちゃんと友達もそれなりにいて、元気な子でしたからね!!!)
その話はいつか追々にするとしましょう。
さて、
この2組は問題ない!もう何十年とフェスに行っている人にとっては何度も観たよという意見もあるかもしれませんが、その人達にとってもレッチリ、レディへの人気は重々承知してるだろうし、ヘッドライナーを務めることに異論はないはず。
(私はまだフェスデビュー4年目くらいですので、毎年フレッシュな気持ちです。)
次にSigur rós
これも有り!!!フジの第1弾でシガー・ロスが発表された時は「ちょっとヘッドライナーにしては弱いんじゃないの?」とも思ったりもしたけど、冷静に考えてみるとそろそろ2ndステージのトリというポジションからもう一段階上に上がってもいい頃であるに違いない。
日本での人気も十分だし、今年でいうと海外のフェス(スペインのPrimavera Soundなど)でもヘッドライナーを務めているし。
これがサマソニだとヘッドライナーにはなれないんだけど、フジロックだとヘッドライナーでOKという微妙なラインだと感じます。
ただ個人的な理想を言わせてもらえば、もっと勢いのある若手のヘッドライナーが欲しかったかなという印象がある。
具体的にはFlorece + The Machineのように去年Foo Fightersの代理として急遽グラストのヘッドライナーを務めて、一気に人気実力ともに急成長しているようなアクトが欲しかったかなー
彼女らは今年になって、欧州のフェスでは当然のようにトリを務めるまでになっている。
いやぁフローレスアンドザマシーン観たかった😢
ヘッドライナーが誕生する瞬間っていうのにとてもワクワクしてしまうし、それをぜひ日本でも体感したかった!!!(もちろんそれが厳しい日本の洋楽事情があるのだが)
そしてここからが個人的にヘッドライナーとしてグレーゾーンに感じてしまうアクトである。
ちなみに誤解がないように言っておくと、私はこの2組が上記のアーティストより好きなくらいだし、 フジロックに関して言えば私が今年フジロックの参加を決めたのはこのBECKが発表第2弾で出演が決定したからに他ならない。
それぐらいBECKというアーティストが好きなのだが、ヘッドライナーか?言われると少し疑問を感じてしまう。
もちろん実績は十分でヘッドライナーであることに不満はないのですけど…
特に2016年のフェスティバルにおいて、BECKはヘッドライナーであるべきではないと思います。
理想を言えば、メインステージのトリ前?で見られると豪華なフェスのラインナップって感じがします。
去年から今年にかけて英米のフェスで見られたような、BECK→The Strokesの流れをフジロックでも見たかったなぁ…
Underworldに関しては当初はヘッドライナーで考えてはいなかったみたいです。
クリエイティブマンの清水社長によると、
とインタビューで答えています。(もしそれが実現してたら2016年世界で最も豪華なフェスの1つになってたかもw)
というわけでUnderworldに関しては致し方なく、という面があるわけですが。
海外のフェスのラインナップの文字の大きさを見るとちょっとヘコみますw
でも野外のスタジアムで響き渡るBorn Slippy Nuxx最高だと思います!!!聴きたい!!!
いや〜まだサマソニの東京初日のチケット抑えてない!!(行けなさそう😭)
サマソニは今年に関してはソニックマニアがブッキング失敗で中止になったりと、苦戦が続いてる印象は若干ありますが、その苦渋の決断をできたのも評価すふべきだし、フェスに出演できないアーティストに関しては積極的に単独公演での招致を頑張っている印象があるのであんまり悪くは言いたくない、笑
私の音楽の感性はサマソニに育てられましたし。
と以上で今年の日本の二大洋楽フェスのヘッドライナーについて述べてきましたが、やっぱり見る見ないに関係なくヘッドライナーは大事ですよね。フェスの象徴となりますし。
以上私の拙いフジロックとサマソニのヘッドライナー考察でした。
[2016.4.2]GLIM SPANKY “ワイルド・サイドを行け”ツアー 名古屋 SPADE BOX
「制約」がない
「制約」こそがアートにとって最も大切な要素である
[2016.3.13]MOMOIRO CLOVER Z DOME TREK 2016 Day2 白金の夜明け 京セラドーム
友人に誘われてももクロのドームツアーに行ってきました。