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My Own Life Is Rubbish

主にライブレビューや音楽のことについてのブログです。

MY ALBUM OF THE YEAR 2015

音楽
2015年、今年ももう終わってしまいます!!

ということで、、、


MY ALBUM OF THE YEAR 2015やっちゃいます!!!(ずっとやってみたかった)



今年は(個人的に)特にUK勢が新人・ベテランともに充実していた1年だったと思います。



2015年のフジロックサマソニのヘッドライナーを務めた6組のうち今年アルバムをリリースしたのは4組で全てUKでしたからね。(その辺りはどうランキングに入るのか!!!)



そんな超個人的趣向と少し一般的な目線を混ぜたランキングを発表します。





第10位 Muse - 「Drones」drones

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今年フジロックでヘッドライナーを務めたことがまだ記憶に新しい

説明不要の世界最強3ピースロックバンドMuseの第7作目



前作はMuseにとって、新境地を開拓するという意味合いが強いアルバムであったが、今回は打って変わって"原点回帰"を思わせるようなギターサウンドを中心とした曲が並んでいる。



しかし、原点回帰といっても近作を思わせるようなオーケストラ調の曲やエレクトロな曲も各所に散らばっていて、集大成と言ったほうが正しいかもしれない。



ヘビーサウンドが多いので、質感としては3rdアルバムに近いような気もするが、今やどのフェスに出演してもヘッドライナーとして君臨する壮大なMuseのスケールをギターロックで体現したようなアルバムである。



今作はコンセプトアルバムとなっていて、ドローンにまつわる脅迫や解放を表現しているが、そんな事いちいち考えずとも、とりあえず順番通りに聞いてもらえばシンプルにかっこいいと思えるところが何か所もあるだろう。



今年のフジロックは行くことができなかったが、ぜひまた単独公演で再来日してほしいところだ。(できればダウンロード・フェスのようなバキバキなセットリストが見たい!)



Best Track #5 「Reapers」:ライブで演奏したら間違いなく盛り上がるだろう一曲





第9位 GLIM SPANKY - 『SUNRISE JOURNEY』

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録画したフジロックのDVDを見ていたら、序盤でとってもかっこいいバンドがいました。

それがこのGLIM SPANKYです。今ドはマリ中で、来月発売のミニアルバムも買っちゃうし、今度あるツアーにも申し込もうとしているところです。


そんなGLIM SPANKYのメジャーデビューアルバムの『SUNRISE JOURNEY』


一曲目の焦燥から格好いいギターリフと力強い歌声が胸に突き刺さります。


洋楽をルーツに持っているアーティストではあるけど、アルバム全編日本語の歌詞のもので構成されています。それは聞いてもらう人に「伝えたい」という想いと「いかに伝えるか」を考えた結果だと思うし、ライブを見てて思ったのは自分たちの楽曲を観客の心に届けたいという気持ちがとても伝わってくるなぁ~ということでした。


最近徐々にタイアップなども増えてきているので、今よりもよりメジャーになる日は近いんじゃないかなと思っています。


Best Track #10 「大人になったら」:ボーカル松尾レミのプロのミュージシャンを目指すうえでの葛藤を描いた一曲




第8位 Alabama Shakes - 『Sound & Color』

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ポ~~~ン ポッポッ~ポ~~ という音から始まるiPadのCM曲になっている表題曲から始まるこのアルバムは、発売当初大きな話題になっていたのを覚えています。(それにのせられて買った。笑)


その話題の中で、特に印象に残っているのは、このアルバムが全米1位を獲得したということ。

どうしても日本のヒットチャートと比較しちゃうけど、普段アイドルの曲が年間のほとんどが上位を占めている現状から考えると、ブルース/ソウル/R&Bに根付いた音楽をやるインディーロック・バンドが1位を取っちゃうというのはちょっと想像できない。


基本的にスローテンポの曲が多いが、一曲一曲に厚みがあって、優しく包み込むような曲もあれば、単純にかっこいいと唸らせてくれる曲もあり、全く飽きることなく最後まで聞くことができる。そしてなんというか凄みがある。


その中心にいるのは、もちろんボーカルのブリタニー・ハワードでサウンド面でもビジュアル面でも彼女の印象がそのままバンドの印象となっている。


来日を切望しているアーティストの一人なので、ぜひ来年あたりフジロックで見たい。


Best Track #1 『Sound & Color』:どこかノスタルジーを感じさせる音とゆったりとした心地よさが同居する一曲





第7位 Noel Gallagher's High Flying Birds - 『Chasing Yesterday』

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言わずもがな、元OasisのNoel Gallagherのソロ2作目『Chasing Yesterday』

こんな引き出しもあったのか!という新たな一面とOasisデビュー当時のアルバムに入っていてもおかしくないようなロックテイストな楽曲が同居している。



それにしてもノエルが作る楽曲というのは耳にすんなりと入ってくる。初めて聞いてもどこか初めてな気がしない。それはパクっているというわけでなく、万人が聞いて良いと思えるような、そんなツボをよく抑えているのだろう。



というわけでよく聞き込むようなアルバムではないのだが、何年後に聞いてもいいなと思えるシンプルに良い作品である。



しかしどんなに良い作品を作ろうともライブのハイライトはこれまでもこれからもDon't look back in angerなんだろうな…笑



Best track #10 『Ballad Of The Mighty I』:ジョニー・マーも参加したノエルの真骨頂を発揮した一曲





第6位 Mew - 『+-(plus minus)』

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デンマークの至宝Mewの最新アルバム

もう最初のSatellitesから涙が止まらなくなるような感動的な楽曲が連なっている。



今年のサマソニでのセットリストはアルバムの順序とは逆になっていて、Witness→Satellitesとスタートしていたが、そのとき単独再来日公演も発表されていて、元々D'angeloを見ると強く決めていたので、2曲終わった時点で、断腸の思いでその場を離れてしまったのだ。



結局11月の再来日公演も行けなかったため、ライブの全貌を見ることができなかったのだが、わずかに見たライブは本当に素晴らしいものだった。



アルバムの方は、以前の方向性と大きく変わっているわけではないが、過去作よりも聴きやすく(10分も超える曲もあるがそこまで気にならない)、Mewの良さを凝縮したような傑作である。



Best Track #2 『Witness』:約3分の短い曲だが、迫り来るかっこいいギターリフと切なささえ感じさせるヨーナスの歌声が響きわたる一曲





第5位 The Prodigy - 『The Day Is My Enemy』

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これぞプロディジーと言うような破壊的・挑発的なサウンドが目白押しな今作。



背景には近年のEDMシーンへの怒りがあって、観客を盛り上げることだけに特化した中身のない音楽として批判的に捉えた彼らの答えともいえるアルバムだ。



アルバムの前半にシングルカットされた楽曲が多いのだが、個人的には後半の怒涛の流れが音楽的にも富んでいて好きである。



Best Track #12 『Medicine』:中近東風な雰囲気も帯びていて、ビートがバンバン押してくる一曲







第4位 Florence + The Machine - 『How Big, How Blue, How Beautiful』

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一気にフェスのヘッドライナーを務めるまで成長したFlorence + The Machineの3rdアルバム。



まずアルバム前半群の楽曲が素晴らしい。

Ship To Wreck~Queen Of Peaceまで息つく間もなく素晴らしい楽曲が並んでいる。



中盤以降ミドルテンポな曲も増えるが要所要所に明快かつポップな楽曲を挟んでいるためメリハリが効いていて飽きることなく最後まで聞くことができる。



また今回MVがアルバムの世界観に合わせてストーリー仕立てに作られているのでそちらの方も合わせて見て欲しい。



過去作と比べて、彼女の力強い歌声がより存在感を増しているし、ひと回りスケールアップしている印象を受ける。



日本と英米間の知名度の差がよく叫ばれるアーティストの1人ではあるが、ぜひ英断を下して頂いて、ここ日本でもヘッドライナーとして見たい。



Best Track #3 『How Big, How Blue, How Beautiful』:クラシックな趣きとスケール感がそびえ立つタイトル曲







第3位 The Libertines - 『Anthems For Doomed Youth』

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まさかThe Libertinesの新作が聞けるなんて、、、



UKロックの歴史に名を残す2つのアルバムを出したのがもう10年以上前のことである。



前作から実に11年ぶりにリリースされた今作は以前のような荒々しさや疾走感は鳴りを潜めたものの“現在”のThe Libertinesを表す傑作となっている。



輝かしい過去を持って、再結成をしたロックバンドの新作というのは聴きたいけども聴くのが怖いというのはよくあることだが、このThe Libertinesも例外ではなかった。



実際に発売前はこの3rdアルバムが大コケするんじゃないかという不安もあったが、過去作を上回るとは言えずとも、リリースして良かったと言えるアルバムだったと思う。



アルバムの構成もピートとカールが交互にボーカルをとるようになっていて、中盤のタイトル曲『Anthem For Doomed Youth』→過去の音源化されていなかった名曲『You're My Waterloo』へのリレーはこのアルバムのハイライトになっていると思う。



中盤以降はテンポの良い曲が連なっていて、『Glasgow Coma Scale Blues』が再生された頃には「おかえり!リバティーンズ!」となっていることだろう。



最近は香港のフェスに出演して久しぶりにアジア圏でライブを演ったThe Libertines



ぜひとも来日公演が実現しないものだろうか。

というよりはヨーロッパに行って見に行くしかないのだろう。





Best Track #8 『Heart Of The Matter』:The Libertinesらしいギターとピート&カールの掛け合いが見事な一曲







第2位 Madeon - 『Adventure』

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フランス人音楽プロデューサー兼DJ・Madeon
名前は既に知れ渡っていて、昨年はColdplayのアルバム曲のプロデュースなども話題になった。早熟の天才とも言われる彼の満を持しての1stフルアルバムだがこれが素晴らしい。


キラキラサウンドと呼ばれる彼のスタイルは根底にありながらも、#2の「You're on」のような大人の雰囲気を取り入れた曲などもあり、バラエティに富んだ美しい作品が詰め込められている。


ゲストボーカルもPassion PitやFoster The Peopleなど多彩で、一曲単位でも楽しめるし、アルバムを通して聞いても楽しめます。


EDMの系譜で語られることが多い彼ですが、EDMの枠組みに捉われられることのない素晴らしいポップアルバムを発表したと思います。


Best Track #3 『OK』:You're Onの流れから聞くのが最高。つい口ずさんでしまう曲。




第1位 Peace - 『World Pleasure』

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1位はバーミンガムの新星ことPeaceの2ndアルバム「Happy People」


煌びやかなアルバムジャケットのごとく、ブリットポップを思い起こさせるような浮遊感をアルバム全体に漂わせている。


UKロックの愛すべき絶妙なダサさというのを随所に感じさせてくれるので、大好きなアルバムです。


アルバムを通して聞いても、ゆっくりな曲が続くこともなくテンポ良く進むので最後の「World Pleasure」まであっという間である。


この「World Pleasure」が本当に名曲で、Primal Screamを彷彿させるようなグルーヴにちょいとけだるい感じのボーカルをのせているのが堪らない。細部を注意深く聞いても丁寧に作りこまれているなという印象を受ける。


個人的な後悔としてはサマソニに来るんだと予想して単独公演に行かなかったことですね。お金もなかったんだけど。ぜひ近いうちにまた来日してね。。。


Best Track #10 『World Pleasure』:今年何度も聞いた大好きな一曲!!!




以上で今年のMY ALBUM OF THE YEARは終わりです。1位に挙げたPeaceのアルバムがどの雑誌・サイトのランキングにも載っていなかったので、本当に個人的という感じでしたが、、、



ともあれ来年も素晴らしいアルバムに出会えることに期待しています。Apple Musicのおかげで色々な音楽に触れる機会が増えましたしね。


P.S.
ランキングを書き始めてから、MuseのアルバムよりもChvrchesのアルバムとかDisclosureのアルバムのほうが良かったかな~とか迷いも出てきましたけど、書き直すのめんどくさくて結局そのままに…笑