My Own Life Is Rubbish

主にライブレビューや音楽のことについてのブログです。

[2017.1.11]Catfish And The Bottlemen Live At NAGOYA CLUB QUATTRO

 Fuji Rock Festival 2015キャンセル…。そしてリベンジの意味も込めた今回の2年ぶりとなった来日ツアー初日の大阪公演前日キャンセル……。と当日まで名古屋の公演が行われるかも甚だ疑問に抱いたまま会場へ向かったのですが、いざ到着してみると、ギターのボンディとベースのベンジーが会場前でファンとの写真撮影に応じてくれているなど素晴らしいファンサービス振りを披露しているほどで、安心するどころか少しほっこりした。笑

自分は時間の関係で列には並んだが写真は撮れなかったのだが、無理やり一緒に写真を撮ったw そんなカメラに向かってもピースしてくれて凄い良い人だと思った。(ぶれぶれ)

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今回のライブは女性の比率が高い気がして、特に前方の方では熱狂的なファンがついているような感じだった。最近はイギリスの音楽が不調とは言われているが、やはりいつの時代でもUKロックバンドっていうのは根強い人気があるもんだなと思った。

ライブの方は、Homesick→Kathleen、そしてSoundcheckと1stアルバムの初めの流れから2ndアルバムの先行曲という序盤から出し惜しみなしのスタートダッシュを決めてきて、いきなりその高い演奏力と胸を躍らせるソングライティングを見せつける。なにより曲のピークに入るときの爆発力が凄まじくて、一気にオーディエンスを彼らのモードに引きずり込むのだ。

ボーカルのヴァン・マッキャンが野性的なステージ上の振る舞い続ける一方で、他のメンバーはきっちりと自分の仕事をこなすといったステージ上の対比構造も良かった。多くのツアーをこなしてきたため、バンドの息もぴったりである。

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中盤はやや勢いを落とした感じはあったものの、終盤はまた7、Cocoonなどの鉄板ソングで勢いを取り戻し、最後のTyrantsまで嵐のように走り抜けた。特にこのTyrantsが別格にカッコよかった!音源とは比べられないほどに、荒々しく、ソリッドに響いていて、壮大な仕上がりとなっていたのだ。彼らは常にライブで演奏されることを想定して曲を作っているのに違いない。またOutsideのような新たな試みが行われている曲もあるし、まだまだ引き出しがあるはず。2ndアルバムは1stの延長線上という印象が強かったが、次のアルバムはより色んな方向性に道を切り開いてくれると個人的には嬉しいかな。

演奏終了後には、ヴァンくんの謎のギター吊るし芸?も見れて、短い時間ながらも十分に満足できたライブだったと思う。Catfish And The BottlemenはCirca Wavesと並んでこの年代のUKギターロック界の良心ですね。次はまたフェスというロケーションで観てみたいかも。