[2017.3.7]MANIC SHEEP JAPAN TOUR at 青山 月見ル君想フ
どうせ東京に行くならと、小中の友達に会いに行くついでに気になるバンドを観に青山にある月見ル君想フというユニークな名前のライブハウスに行ってきました。
青山の住宅街にひっそりと佇む、キャパ200ほどのそれほど大きくない箱でしたが、とてもお洒落で素敵な空間でした。例えるなら秘密基地的な。好きな人はとことん好きになりそう感じ。常連なのかな?なんて人もちらほらいたような。バックには月が浮かんでいます。
その気になるバンドというのはフジロック出演経験もある台湾のバンドManic SheepとOgre You Asshole。もう一組Taiko Super Kicksという前座のバンドも含めて、三組ともノイジーな曲があったり共通点はあるものの、それぞれ独自な世界観を持ってて非常に良いブッキングだと感じました。
ライブパフォーマンスでは、やはり三組の中でオウガが1つも2つも頭抜けてた感じはした。ああいうのをライブバンドだと言うのだろう。特に最新作は徹底的に無機質な音を作った、アートワークまで含めて完成された傑作だったのだが、ライブで表現されるそれらの楽曲はまるで生き物のように命が吹き込まれ、イヤホンから聴こえるそれとは全く異なった印象を持っていた。徐々にライブにギアが入っていって、熱量がピークに達するときには、会場内がオウガの世界に取り込まれ異様な空間が出来上がっていた。聴いてるこっちがテンション上がっちゃって、自然に笑みがこぼれるこの感じ、懐かしい。本当に魅せられたときって、歓声と拍手が木霊するんだよね。
海外バンドとも全く引けを取らないし、どんどん世界に羽ばたくべきバンドだと感じた。そして今年のフジに呼んでほしいです!
続いてManic Sheep。直前のオウガが圧巻すぎるライブをしたので、後に出る彼女らは少しかわいそうな気もしたが、オウガとはまた違った魅力が十分に伝わったライブだったと思う。
バックの月が羊に変わる↓🐑
シューゲイズ/ノイズポップなどと評されるマニック・シープだが、確かに欧米のシューゲイズバンドの影響を多大に受けているのは非常に感じる。がしかし、台湾のバンドだと言われれば、そう思わせてくれる独特な雰囲気もある。そしてボーカルの子が可愛い。
ドラムの男の子は肉体派でパワフルなドラムを叩く。ちょっと雑な印象も受けたけど、この手のタイプは次見るときにめちゃくちゃ成長している可能性がある。(もちろんそうならない可能性もあるし、それはそれで面白い。)
グダグダなアンコールスタートの感じからの、La La Laも良かったです。
これで3500円は非常にコスパが良いと感じた。普段は洋楽のライブばかり言ってるけど、今度から邦楽のインディーな現場に足を運びたいかもと思わせてくれるイベントだった。