[2017.11.14]MUSE Live At Yokohama Arena
MUSE、2年ぶりの来日。4年ぶりの単独来日公演。
自分にとって初めての衝撃的な音楽体験はMUSEであることは間違いない…
フェスというものもよく知らんかった自分が、今思えばどこからお金を捻出したかも思い出せないけれど、とにかくMUSEが観たくて一人で行ったSUMMER SONIC 2013 TOKYO Day2。(夜行バスで東京まで向かった。前日サイゼリヤで年齢確認された。)とにかく暑くて、モッシュが凄くて、死にそうになったのを覚えている。あのときに聞いたPlug In Babyの余韻がその後しばらく残っていて、それが現在まで続くライブの現場に訪れるモチベーションの起源かもしれない。
思い出を語るような気分になってしまうほど、随分と前のことを喋っている気持ちになってしまったが、現在最も聞いている音楽のジャンルでもなくなってしまったのも事実。しかし、ライブは間違いないし、何よりMUSE来るよーと伝えて、すぐに行きたーいと言ってくれる友人ができたのが一番今回ライブに足を運ぶ大きなキッカケとなったかも。
定刻から20分ほど遅れてライブがスタート。新曲Dig Downが始まり、このデカイ規模でここまでワクワク感を煽るバンドはやはり只者ではない、とすぐに再確認。
2曲目のPhycoが始まる頃には、最もMUSEが好きだった頃の自分に一気に引き戻されてしまった。Sスタンディングで後ろの方で見ていたが、なぜケチってSSスタンディングにしなかったのだろうと早速後悔。。。
Showbizなど1stのレアな曲などが披露された前日とは違い、この日はこれぞMUSEという、HysteriaやStockholm Syndromeという鉄板曲がセットに組み込まれていた。Take A Bowを演ったのは結構珍しかったのかな?後ろの方でも音圧がズシズシと伝わってきて、ステージがよく見えるかどうかの違いだけで、横浜アリーナのどの場所でも十分に満足させる音作りができていたのではないかと思った。また今日のライブはFacebookで世界中に配信されていたようである。(アーカイブはいつまで残してくれるのだろう?)
ドミニク・ハワードが太鼓の達人の鉢巻?をずっとつけていたり、マシュー・ベラミーがいきなり法被を着て登場したりエンターテインメント性も忘れないのがMUSEである。Starlightでは巨大風船が投下され、Mercyではありえん量の紙吹雪が横浜アリーナの宙を舞った。
発売から期間が空き、さしてDRONESツアーという感じもしなかった今回の公演の中でも、終盤に披露されたThe Globalistが圧巻だった。プログレ的に姿を変えていくロック・オペラとも言えるこの楽曲は、もの静かな前半から、不穏なギターで一気に破綻してゆくのだ。音楽と対応した背景の映像も美しかった。とても先ほどまで法被を着ていた人とは思えないw
そして最後はもちろんUprisingからのKnights Of Cydonia。自分は、というかMUSEが好きな人全員、本当に兵士になってしまったかのように大声で合唱して生まれる一体感が好きなんだと思う。ぎゅっっっとMUSEの魅力を詰め込んだような今回のライブが終わるのは本当に早かった!またいつかMUSEのライブに行く機会はあると思うし、今度はケチらないで一番良い券種を買う!!!笑
最後に少し気になることと言えば、、、
世界中でヘッドライナーを務めるバンドで、ここ日本でも高い人気を誇っているのは間違いないんだけど、それでもチケットが完売しなかったのは少しショックだったな。平日で、今回はチケット代もかなり高かった気はするけど。個人的には、賛否両論は発生することは避けられないけど、オープニング・アクトがいても良かったのか〜という意見です。
あと副題の「日本版IRの未来」って何だったんだろう…?笑