My Own Life Is Rubbish

主にライブレビューや音楽のことについてのブログです。

[2018.1.22]Mac DeMarco Japan Tour 2018 at LIQUIDROOM

2018年初ライブはMac DeMarcoとなりました。場所はリキッドルーム。実は初めてでした。

 

前座はトリプルファイヤー。タモリ倶楽部などを通じて、その面白さがにわかにバレてきている吉田靖直がフロントマンのバンドです。随所にファンクを感じさせるキレッキレのバンドサウンドに、吉田くんのラップとも歌とも言えない心の叫びが乗っかっている感じがすごいおもしろかったです。Mac DeMarco目当てに見にきた外国人にはどう映ったのか興味あります。今度トリプルファイヤーのホームでのライブも観てみたいですね。

 

最近は、周りに外国人なんてライブも増えて、色々な面で、個人的には良いことの方が多いと思ってるんだけど、今回はライブハウスのど真ん中でタバコをモクモクとさせている人がいてびっくりw

フジロックとかでもそうだけど、今海外からのお客さんがどんどん増えてきて日本的な秩序が乱れつつあって、これからどんな着地点に向かうのか、ちょっと面白い時期だと思っています。

 

20時に差し掛かる頃にMac DeMarco登場!SEはどこかで聞いたことあるような、ないようなといったあのテーマソング。そうです、HARD・OFFのBGM!(わかるか!)

そして大好きなケンシロウの真似も披露!渾身の「オマエハ モウ シンデイル!!!」「アタタタタタタタタ・・・!!!」炸裂と、初っ端からデマルコ節を見せつけられた。基本こんな感じのテンションでライブは続きます。要所要所?にどこからか拾って来たようなサンプリングも流してました。マリオの「うわあああああああああ」久しぶりに聞いたw

彼らのライブはふざけている時間も多いのは間違いないんだけど(ビールの缶を開ける音をマイクを通して響かせてたりした。めっちゃいい音。笑)、観客とのコミュニケーションをとりながら、どんどんライブのリズムを作り上げていっているんだと思った。メンバー同士は当然仲良いし、観客とも仲良くする、というようなイメージ。よく観客をステージに上げるみたいで、今回も上げてた。

あと外国のお客さんが性格的にも言語的にも、よくマックからレスポンスをもらうのだけど、スタッフを呼んで「シティハンタースラムダンク大好きです。」と通訳させたりして、日本人オーディエンスに対する気配りもさり気なく見せたりする。意識的、というよりは本能的にそういう振る舞いができる人なんだと思います。

ただ決してふざけているだけでなく、聴かせるところはしっかりと聴かせてくれて、盛り上げるところはとことん盛り上げていた。マック・デマルコの場合、その振り幅はかなり大きいかも。まったりとした曲大好きだけど、そこからのFreaking Out the Neighborhoodとか最高ね!

 

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新幹線の時間が来てしまったので、Moonlight on the Riverが終わったところで、無念の途中退場。自分が会場から去った後も、1時間弱ぐらいやっていたみたいで、洋楽アクトには珍しくかなり長時間やってくれたみたいだ。(かなりグダグダだったとの情報も。笑

 

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Mac DeMarcoのライブの感想は、かなり音楽面以外のその他の面が目立ってしまうのだけど、とにかく楽しかったというのが伝わればと思います。本当にマックは愛されキャラですね。

僕の今回のライブのハイライトは、ドラマーのジョーがTokyo JoeとなってBraking Badのあらすじを語るという、今考えても訳わからないあのシーンです。