My Own Life Is Rubbish

主にライブレビューや音楽のことについてのブログです。

[2018.5.23]ももいろクローバーZ 10th Anniversary The Diamond Four - in 桃響導夢 - TDFの覚悟

人生初の東京ドーム…。ももクロのライブを通じて、日産スタジアム、国立競技場、ヤフオク!ドーム、エコパスタジアム、京セラドームを経験したことがあるけど、意外と東京ドームは今回が初めて。ももクロに大きな会場に連れていってもらってますね〜。

今回のももクロのライブに参加するのは、京セラドーム以来2年2ヶ月ぶりみたいです。確かに凄い懐かしい気持ちになった。2年間というももクロの感覚を忘れるまでには至らないけど、ちょうど現役感が出なくなるぐらいの期間ですね。ももクロを好きじゃなかったときなんて、一度もなかったんですけどね。

でも今回久しぶりにライブに行こうかなと思うに至った動機は確かにあったわけで。それは、まず10周年というメモリアル・アニバーサリーということ。そして緑色の有安がいなくなってしまった後を見たいと思ったこと。そしてあの東京ドーム嫌いのイメージがあったももクロが東京ドームでやるということ。(ここら辺のことは以前書いた記事に詳しく書いてます。)

shonvers-inc15lastnite.hatenadiary.jp

 

前回行ったライブがあんまり気持ちが乗らなかったので、次行くときはちゃんと行きたいと思ったときに行こうと決めたんです。それにしても、このももクロというグループ、順調に成長していってこれからだ!ってときに、ちょっとつまずくんですよね。本当に興味深いグループだと思います。

 

座席は2Fスタンドの上段 。東京ドームは大きいけど、意外とコンパクトな印象。

定刻が過ぎ恒例の煽りVTRが流れる。(この感じ懐かしい)

ライブの始まりを告げるovertureが流れると、待ってました!と言わんばかりに5万人のコールが東京ドームに響き渡る。久しぶりにovertureを聞くとその迫力に圧倒されてしまった。この声援当たり前じゃないと思う。モノノフの圧力すごい。

挨拶がわりのZ伝説は4人のNEW ver.に変わっていた。(BLUE)あっ、(GREEN)おぉ、は笑った。4人でも進んで行くんだ!っていう新たな決意を感じました。

知らない曲あるかもな…と少し不安だったけど逆に序盤は好きな曲ばかり流れて自分がセットリストを考えたかのようでした。Bionic Cherryにテンションめっちゃ上がりつつも、少しウルウル…。

 

中盤、これまた恒例の茶番タイム。突然蝶野率いるプロレス軍団が現れる。完全に運営側の趣味だと思うけど…多分東京ドームと言えばプロレスという思考。

一年に一度大晦日にしかビンタしないという蝶野正洋。完全に夏菜子がビンタされる流れだったけど、、、蝶野ビンタしなくて本当に良かった…。運営ちゃんとしてて良かった。

 

ももクロのライブって本当に楽しくて、労働讃歌の大サビに向かう時のグルーヴ感とか凄いんだよ!って伝えたい。大きな会場でやると、やっぱりダウンタウンももクロバンドの重要性も凄い感じます。

 

アンコールで披露された新曲『クローバーとダイヤモンド』が素晴らしかった。曲の展開が素敵。サーフミュージックからのEDM的カタルシスに見事に落とし込んでいて、YouTubeでMVを見たときは、なんでサンバなんだ〜?とは思ったけど、ライブで観るとサンバ感もあんま感じずももクロの新ライブアンセムになりそうな予感!

 

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今回のライブを通じて改めて確認できたことがある。アイドルのライブに足を運ぶ人たちというのは、アイドルの“応援”をしにきているということだ。コールがその際たる例だけど。彼女らのライブは自分たちで盛り上げるという気概を感じる。

一方、自分にはライブを観るという行為に“応援”しようという気持ちは薄い気がする。手ぶらで会場に行って、演者に気持ちを高めてもらいたいと思う。(ももクロは踏んでいる場数が多いだけにやっぱりライブ力はそこらへんのアイドルとは一線を画するとは思うけど。他と比べたことないから予想に過ぎないけどね。)

 

実を言うと自分はももクロに対して凄いライブを求めてはいない。もちろん楽曲も好きだけど、自分がももクロに求めているモノはそこではない。彼女たちが何を考えて今後どのような活動を展開して行くのか。アイドルとしてのストーリーを重要視している。だからこそ最後の一人一人の挨拶は一番重要。

リーダーである赤の夏菜子はそこがずば抜けて素晴らしい。他のメンバーの挨拶を聞いていると、ちゃんとまとまるかな?なんかおかしなこと言わないかな?と心配になる部分が多少はあるんだけど、リーダーにはそういった心配をすることが一切ない。話の展開、独特の間、慎重に話し、しっかりと着地点に到達するだろうという安心感。

実際に緑の有安杏果が卒業してしまったときは、目の前が真っ暗になったと言う。メディアを見ていて、やけにあっけらかんとしていた印象を受けたけど、それに至るまでには随分と大きな困難は感じていたんだなと今回のMCで分かった。しかしながら、今回のライブで4人でやっていく、やっていけると感じることができたというのも確かな事実みたいで、最後には『全員ついてこい!!!』と力強い言葉も聞くことができた。

 

ももクロを追っていると、なんでこんな健気なんだろう。と毎回思う。国立以降ずっと険しい道を走り続けている。ゴールというゴールがない茨の道。本当に偉い。立派。またファンに対する信頼をとてつもなく感じることができるアイドルグループなのです。本当に嫌いになる理由がなくて、期間は少し空いたけどやっぱりまたライブに来てしまった。今後もこのくらいのスパンではあるけども、グループの行く末を見守ってゆきたいと思う所存です。

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最後に…ももクロ10周年おめでとうございます!