My Own Life Is Rubbish

主にライブレビューや音楽のことについてのブログです。

[2018.7.28]FUJI ROCK FESTIVAL 2018 Day2

2日目はThe Birthdayから開始!こんなにグリーンの音でかかったっけ?くらい爆音先輩!笑 なんかMCがチバ節が凄くて全く意味わからなかったけど、チバも苗場20周年を祝ってました。涙がきょぼれそう、なぜか今日は、聴けてよかったです。

いつになくゆったり過ごしている今年のフジロック。ライブ観なくても、時間を潰すことができるのがこのフェスの魅力なのかなっていうのを3年目にして認識。

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  • 14:00~ Red Maequee 小袋 成彬

歌が超絶にうまいオブクロくん。歌が本当に上手い人のライブって、音源じゃないのにまるで音源を聞いているような錯覚に陥ることがあるよね。

宇多田ヒカルをフィーチャーしたLonely Oneが流れると会場から一際歓声が沸き起こる。遠目だとまるで宇多田が飛び入り参加してしまったと勘違いするくらいだったが(フジってそういうの起こりそう。去年満島ひかりがサプライズ出演したりしてるし。)、どうやら違うらしい。でも宇多田パートに小袋くんも合わせてハモってて凄かった!特段ライブがヤバイ!って印象も受けなかったけど、また作品を1つしか出てない新人だし、今後の成長がひたすらに楽しみである。

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  • 14:50~ Green Stage Jognny Marr

自分にとって神のような人だから当然のように観にきた。James Bayがキャンセルになり、その代わりに発表されたのがこの元The SmithsのギタリストJohnny Marr。2曲目にBigmouth Strikes Againをやってくれて早速テンションが上がる。やっぱりソロ曲よりスミスの曲を待つような状態になってしまう。笑 Easy Moneyとか良いと思うんだけども。これが最後の曲と言ってHow Soon Is Now?を演ったからスーパーオーガニズムに向かってしまったけど、その後にThere Is A Light...を演ったらしい。聴きたかった。。。
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  • 15:50~ Red Marquee Superorganism

やはりという感じでとてつもない混雑のマーキー。普通にインディー・ロックな好きな層と世界から注目を浴びるバンドのボーカルが日本人の女の子!っていう物珍しさに惹かれる層が集まって混むだろうなと予想していたけど、まさしくその通りだった。フェスに通い続けるとこういう感覚が養われてくるな。

ライブは音源通りというか、非常にゆるっゆるな雰囲気で、コーラスメンバーは踊ってるし、VJもSuperorganismの世界観全開!ただその中心にいるオロノだけはぶしつけな感じというか、好奇の目で見られることに対しての反発とも取れるような態度をとっていた。実際にFワード連発してたしw

凄い巻きで終わったり、深読みする要素を残すライブでもあったけど、普通に現場にいた身としては単純に凄い楽しいライブでしたよ〜。

 

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今度来日ツアーで色々なところを回るらしいし、今度フジロック来るときは当然レッドマーきじゃ収まらないと思う。

 

ここらでだいぶ時間に余裕ができたので、とりあえず奥地に…。(時間ができたらヘブン方面に行きがち〜。)

グリーンを通りかかると、意外にも今年が初出演のマキシマム・ザ・ホルモンの演奏が開始してるとこだった。1曲目から自分でも知っているくらいの恋のメガラバを演っていて、オーディエンスの盛り上がりがすっげかった。こういう人気も抜群かつ海外アーティストに引けを取らないライブ力を持つバンドをいかに上手く配置するかが、日本における洋楽フェスには大事なことだな〜と思う。

ともあれ、やっぱりホルモンの音楽性は好きじゃないので、颯爽とグリーンを後にする。

オレンジコートに今年のみ出現したUNFAIRGROUNDが凄かった…。ほろ酔いでテントの中に入ったらダブステップなDJが展開されていて、これが楽しくないはずないw

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Cafe de Parisの横のピザがめちゃくちゃ上手い!!!!!!!人生の中で食べたピザの中で一番上手い!!!!(次の日友人全員連れて食べさせた!上手い!)

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ヘブンはカーラ・トーマス。この時間のヘブンは極上の極上。
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ステージも大きくなくて、ステージを囲むように露店が展開されているの。。。そしてミラーボールも印象的。。。

 

そろそろケンドリに備えるか〜とグリーンへ下山。 

ちょうどスクリレックスYOSHIKIがコラボしていて、とっても感動的な演出で(Endless Rainを歌った、スマホのライトをみんなが照らした。)、お互いをリスペクトし合い、感謝を伝え合っていたけど、彼らの関係性がそこまで深く見えないので、個人的にはあんまり感動しなかったw

あとほんのちょっとしかSkrillex観れなかったけど、コラボは除いても前ウルトラで観たときよりも良さげだったな〜。

 

本当はMGMTをめっっっっっっっちゃ観たかったけど、今この男を観なくてどうする!!ケンドリック・ラマーを前の方で観るんだーーーーーーー!!!と断腸の思いでレッドのMGMTを切り捨てケンドリックに備える。MGMTはきっとまた良いスパンで来日してくれるだろうし。自分は割とビッグ・アクトの前の待機時間っていうのを大切にしてて、ちょっと我慢することで始まったときの爆発感が倍増するのですよ〜。

 

  • 21:00~ Green Stage Kendrick Lamar

ここ日本でも、現在の音楽シーンにおいて、ケンドリック・ラマーこそが世界No.1であることを証明したライブ。

冒頭のDNA.での爆発感は本当に凄まじかった!毎年グリーンのピット内に入るけど、これほど熱気の体感したのは初めて。ここまで現役バリバリのスーパー・スターがフジロックのヘッドライナーを務めたのはいつ以来であろうか。バックバンドはサイドに配置し、この大きなステージで、身長も大きくないはずのケンドリックが一人ぽつんとステージに立っているだけなのだが、決してグリーンの大きさを感じさせない。自分の目は一瞬たりとも彼を見逃してはならないとその一挙一投足を凝視続ける。

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King Kunta, LOYALTY., m.A.A.d city, Alright, HUMBLE. ... 日本で聴くのはほぼ不可能に近いだろうな、なんて思っていた時期もあったけど、こうしてフジロックのトリという彼にとって相応しいパフォーマンスの場が与えられて本当に嬉しい。そして確実にその期待以上のステージを見せていたよ!

ケンドリック・ラマーのライブは、世界中どこに行っても大合唱が起こるので、開催前は(オアシスしか歌えない)日本人を前にしたライブは一部から不安視されていたけど、この日のライブはコール&レスポンスは最小限に、そして俺のラップに集中しろ!とも言わんばかりに鬼気迫るパフォーマンスを見せ、そんな不安を一掃する格好となった。

 

ただそうは言っても、歌わなすぎだよ日本人、、、と思ったのも正直なところではある。Be humbleとかWe gon' be alrightとかAyy!とか本当に簡単なところぐらいは、もっと大きなレスポンスを見せたいよな〜、あれだけケンドリックが凄まじいライブを見せてくれてるのだから!、と思う。自分はフジ前、オーディエンスにパートを委ねられたらどうしようと不安になって、めっちゃHUMBLE.練習しましたもん!!近くにいた中国の青年ほぼ全曲全パート歌ってて、めっちゃ刺激受けたよ!

でもこれはまだ日本がラッパーのライブに慣れてないだけで、単に回数だけの問題かもとも思った。今回のフジのライブは多くの人に心に残ったと思うから、次に繋がるはず!彼を観に初めてフジロックに来たっていう人もたくさんいるだろうし、フジロックが新時代に突入した感が凄い👏


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ラストのAll The Starsのときのスマホのライトで本当の星々の様にグリーンを照らした瞬間、とてつもなく感動的で美しかった!

 

ケンドリックで全てを出し切ったし、大雨だったしかなり疲労困憊だったけど、彼女のライブは外せなかった。NY出身のフィメール・ラッパーPrincess Nokia。やんちゃでちょっと悪でいて、それなのにナードっぽさもあるってこりゃ僕が好きにならない要素が見つからないという…😂 日本へのリスペクトもある様で、通訳をステージに連れてきて日本のファンにメッセージを送る場面も。(この通訳が微妙に拙い日本語でそれもまた良かった。)

パフォーマンス面で言うと、ラップはキレッキレ、フリースタイルも抜群!と思いきや、とびっきりキュートな歌声も披露したりして、この才女底が知れない!!

深夜のマーキーのオーディエンスを盛り上げていたかと、まだまだ伸び代的な部分も感じたので、ぜひぜひまた来日して欲しいというアーティストです。SUM41をBGMに退場という、30分海外ドラマ感も超かっこよかった!

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強風でテントがたわんでたわんで怖かった土曜の深夜。。。