[2018.7.29]FUJI ROCK FESTIVAL 2018 Day3
最終日は遅めに起床ー!車を走らせ近くの雪ささの湯に向かう。ここで食べる昼ごはんがとても美味しいのです。その後テントの撤収やなんやらしてると、観ようと思ってたSuchmosは諦めることにw ヨンスの名言(迷言?)聴きたかった。
でも絶対にこれは遅れてはならないと今年初めてのレッドゲートをくぐり(晴れていたら必ずトルコアイスを買ってしまう。笑)、レッドマーキーへ急ぐ!
- 14:00~ Red Marquee Hinds
最高にキュートで最高にロックンロール!スペイン・マドリッドのロック・バンドHINDS!前回の初来日を泣く泣く諦めていたので今回フジ出演決まったときはめっちゃ嬉しかった!HINDS観るなら絶対レッドだよねとの熱々のレッド・マーキーでの登場です。
ライブは2ndアルバムの通りガレージ・サウンドながら随分とソリッドになった印象で、ガールズ・バンドのキュートさを絶妙に残しながらも(Caribbean Moonのダンスがすごい可愛い☺️)本当にかっこいいロックバンドだーーー!!MCでCheers!!(乾杯!!)オドロウヨー、など演者なんだけどすごい観客で楽しむ目線というか寄り添う感じですごい好感が持てます。楽しそうな姿にこちらも楽しくなる!!
大好きなSan DiegoがBPMが早くなってライブ感MAXでめっちゃかっこよかった!どうしよう、単独公演も行きたくなっちゃったよ…。
- 14:50~ Green Stage Anderson .Paak & The Free Nationals
急いでレッドからグリーンへ向かうと、初っ端から大好きなCome Downをやってくれていきなり興奮は最高潮に!始まる前はアンダーソン・パークがグリーンステージ…🤔?と思ったものだけど、いざ彼がステージに上がるとステージの広さを感じさせないし、この規模感がぴったりだとも思わせてくれる素晴らしいパフォーマンス!カラフルなステージがよく映えるしね👍
フリーナショナルズを引き連れてのライブなので、この日の彼はフロントマンとしてステージを右往左往してグリーンのオーディエンスを煽る煽る。しかしながら、ステージ右に配置されたドラムの椅子に座ったときがこれまた盛り上がる!ドラムを叩きながら、しかもそんな超絶テクニックを披露しながら歌える人いるの?!といった具合に。まるで音楽と一体化してしまったかのような。
2年前に発表された、自分も大好きなMalibuの曲を中心となった、ファンキーなグルーヴに踊らされ、終始楽しいショーだった!Hip-hop寄りのアクトであるのは間違いないのだけれど、彼の音楽は音楽好きなら誰でも虜にしてしまうような有無を言わせないかっこよさがある。新曲もいくつか出てるし次作が今から楽しみで仕方がない。
- 16:20~ White Stage Kali Uchis
個人的に今年のALBUM OF THE YEARを獲得する勢いで大好きなアルバムIsolationを携えての初来日公演ですカリ・ウチス。彼女の出演で一気に楽しみが増えた今年のフジロックでした。ステージに登場した彼女は噂通りにセクシーな衣装で、まるでマーメードのよう。特にライブがすごい上手い!激アツ!って感じでもないんだけど、自分が大好きな曲たちをしっかりと再現していて本当に良いお昼下がりだった〜。まさにAfter The Stormな天気の中、一際メロウで素敵な時間でした!
- 18:10~ White Stage MISIA
MISIAがまさかのフジロックに登場。レッドのserpentwithfeetもかなりかっこよさげだったけど、こんな機会でもなければと言って、MISIAを観ました!自分らしい。笑
Soul Jazzをテーマにした作品などを出していることもあって、フジにも名ジャズ・プレイヤーをサポートに迎えた豪華なセットを持ってきているようだった。(と言っても、実際に知っているのは黒田卓也のみ)
さすが日本を代表する歌姫で、高音域のクリアな綺麗な歌声にうっとりしてしまう。オルフェンズの涙なんかまじ凄いよ。「フジロッカーこんなもんじゃないでしょ!」などと煽りも絶え間無く行っており、主導権は常に彼女にあった。笑 聴きたかった、包み込むように…もやってくれて非常に素晴らしいショーでした。欲を言えば、Everythingも聴きたかったけどさ。笑
MISIA後は、最奥地でピザを食べながらチルアウト。もう今年のフジはどうだった?なんかを語り出すような時間帯でもあった。
休みすぎると歩けなくなってしまうので、休憩もそこそこにレッドへ向かう。
今年の大きな話題のボブ・ディラン。一応これでディランを生で観た!って言えるかな…?笑
Dirty Projectorsを観るために、頑張ってオレンジコートからレッドまで降りて来たけど、非常に疲れてなんかあんまりライブに集中できなかった。。。ダープロ凄そうな感じはしたけど、本当に興奮させるようなライブをしてくれれば疲れなんて吹っ飛ぶはずだから、あんまり良くなかったってことにしておこう。笑
ディランのステージが終わり、完全によるとなった苗場のグリーンは、少し静けさを感じさせる。昨晩の台風の影響による雨風が嘘のように、この時間は気持ち良い風が時折吹くのみだ。
- 21:20~ Green Stage Vampire Weekend
現代最高峰のインディー・ロックバンドのライブを体感した!そんな感想を抱かせてくれたVampire Weekendのショー・タイム。彼らのことは高校時代から知っていたし、熱心にではないけれど、曲もそれなりに聴いてきた。ただライブを観るのが今回が初めて。
ヘッドライナーの後に、それもBob Dylanの後に任されるほどビッグなアクトに成長しているというのは、知識としてはあったけどイメージがないような状態で望んだが、実際に見てみると、そのスケール感に圧倒されて色々と納得させられた圧巻のパフォーマンス。あんま良くなかったら早々にチャーチズ向かおうなんて考えていた自分に土下座させたいほど胸踊らされる音楽なのだ。CousinsからのA-punkなんてズルい!
終盤にはまさかまさかのHAIMのダニエル・ハイムがゲストで登場。Obvious Bicycleがどこまでも美しく苗場の山々に響く。新作が間も無くという情報もある彼らだけど、その期待感を煽るには十二分のフジロックのステージだった!またVWのステージを見て自分の根っこにはインディー・ロックがあるんだってことを再確認したような気分。
Vampire Weekendを観て大方満足してしまったけど、ホワイトのChvrchesも最後に観に行った。Dirty Projectors→Vampire Weekend→Chvrchesって感じのインディー・ロック・ルートで回った人も多かったのではないかな? N.E.R.D、Kendrick Lamarという例年とは違うHip-hop色の強いフジロックを打ち出していたけれど、最終日の夜はいつものフィーリングで落ち着く。
Chvrches、人によってはまだホワイトのトリは早いんじゃないの?っていう人もいるかもしれないけど、英米でしっかりと売れているし、グラストンベリーでも2ndステージのメインを飾っている実力派バンドなんですよ。(まあ去年のLCD Soundsystemと同じランクか?って考えると、それは違うんだけど。)
途中から見たので、前の方へは行けなかったけど、以前見たときよりもよりキラキラにソリッドになった印象。今回からサポート・ドラムも帯同させていて、今後より大きなステージにアジャストさせて行くのだろう。
今回のフジロックは本当に楽しかった!去年、一昨年と行っていたDay Dreamingは訪れなかったけど、Unfairgroundなどもあったり、ヘブンでゆったりとできる場所があったりして、ライブを観なくても楽しい時間が多かったからかも。ラインナップ至上主義というのは絶対に崩したくないけれど、フジロックは観たいアクトが極端に少なくてもまた遊びに行きたいな〜と思える場所なんです。
とは言いながら、今年のラインナップは良かったと思う。ロックが少ないと言われつつも、時代の流れを考えれば当然とも言えるし、Vampire Weekendを始め、上質なインディー・バンドもたくさんいたし、The Fever 333なんてフジロッカーを相当盛り上げたみたいだし。何より若い世代のアーティストがグリーン・ホワイトのトリを飾っていたのが良かった!
自分は未だにAnderson. PaakのPut Me Thruで告げられた第一弾を思い出すだけで、胸が高鳴るよ…。
来年も今年の姿勢を崩さないでブッキングして欲しいな…。来年から学生じゃなくなるけど、必ずまた来ます。See you Fuji Rock!!!