My Own Life Is Rubbish

主にライブレビューや音楽のことについてのブログです。

[2018.8.18]SUMMER SONIC 2018 TOKYO Day1

サマーソニック2018快晴の下開幕!!!自分が2013年に初めて参加した音楽フェスティバルであり、以来毎年欠かさず来ている大好きなフェスです。夏休みはサマソニと共にあった!

サマソニは、幅広い音楽をカバーし、今はまだそこまでだけど数年後にはめちゃビッグ!になりそうな新人アーティストをいち早くブッキングしてくれるというのも大きな特徴です。去年でいうと、Dua Lipaが今はとてつもないことになってますね。今年は例年以上にその色が強くて、特に洋楽民を唸らせるようなラインナップとなっております。

ラインナップの面と都市型フェスとして参加することに対する敷居の低さや、フェスが掲げる理想など、共感できる部分が多いので本当に好きだし、毎年参加したいフェスなんです。サマソニ最高だ〜〜〜〜!(早い)

 

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2daysのリストバンドはなぜかマリン側のみの交換というサマソニ七不思議を2年ぶりに経験し、見たいのはメッセなのですぐさまカムバック!Tame Impalaのサマソニ限定Tシャツをしっかりと購入しましたぞい。(メッセの物販が屋内になったのGood👍)

 

なんやかんやで今年初めて観たアクトはソニックの向井太一くん。Kehlaniのサポートをやってたり、たぶん好きな音楽をやってるんだろうな〜と思っていたので、今回観られて良かった。都会の男の子〜、楽曲がおしゃれな感じでふわっとせずしっかりとポップでめっちゃ好感もてた!

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  • 11:20~ Moutain Stage Dream Wife

アイスランド生まれ、ロンドン在住のDream Wifeのボーカル・ラケルちゃんがなぜかしら東京ヤクルトスワローズのユニフォームを着ていて可笑しかった。アートスクール出身のセンスが爆発って感じ!スワローズ最高〜!的なこと言ってた。笑(神宮で野球観戦をしてきたらしい。)

彼女たちの楽曲はパンク・サウンドだけどめちゃくちゃキャッチーで、一度聴くとやみつきになってしまうものばかりだ。ライブのハイライトは、通訳を連れて「これは私たちにとって大事な曲」と紹介したSomebodyだろう。かなりメッセージ性の強い曲だけど、こうして“ポップ・ミュージック”として昇華されると国を超えて多くの人の心に届くんだと感じた。基本的に楽しい雰囲気のライブだけど、このときだけは少しセンチメンタルな気持ちが同居したような時間だった。

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  • 12:00~ Sonic Stage iri

サマソニで観られることを非常に楽しみにしていた日本人アクトの一人でした、iri。一度聴くと忘れられない印象的な低音の綺麗な歌声に、R&BやHip-hopの流れを上手く汲んだサウンドで洋楽しか聴かないような人にもリーチするようなアーティストだと思います。

生演奏を引く連れてのライブはやはりかっこいいなというシンプルな感想と、想像以上にヒットチャートにランクインしそうな売れ線のメロディもうまく取り入れている気がして、ちゃんと売れようという意思もあるんだなと(勝手に)感じて好印象。私はこのサマソニに向けてナイトグルーヴをめちゃくちゃリピートしていたのでそれが聴けて大満足でした。iriちゃんは、こんなお昼じゃなくて真夜中に聞きたいね!

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  • 13:10~ Sonic Stage Billie Eilish

本日サマソニに来て1番の収穫だったかもしれない。去年のDua Lipaを観て、「こりゃスターですやん…」というのと同じものを感じた。サウンド的には、イマドキの欧米のシーンのビートを軸としながらも、アコースティックなアプローチも行ったり、ジャンルレスなサウンドを展開していて、そこにラナ・デル・レイにも通づるような“けだるさ”を纏うボーカルが加わることで楽曲が彼女のカラーで色付けされている。また若さゆえのエモーショナルさが彼女の声にはこもっているように感じる。

ビリー・アイリッシュはまだなんと16歳という年齢であるが、ステージ上での風格がとにかく凄く、またスクリーンに映し出される映像作品も相まって、彼女はまるでゲームの世界のヒロインかのように神秘的であった。しかし、ステージを縦横無尽に駆け抜ける姿はあどけない少女そのもので、少し不思議な気分になったけど、“次世代のポップ・アイコン”という謳い文句に間違いなしという感じ。おそらく1stアルバムが爆売れして、今回のサマソニのステージを観られたことが自慢できるようになるだろう。

 

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  • 14:30~ Sonic Stage IAMDDB

最初と最後の時間をDJで挟むというフェスという形式では珍しいスタイルのステージを見せたダイアナ・デブリトーことIAMDDB。R&B/Hip-hopと強引に括ることもできるかもしれないけど、ちょっと彼女の音楽は異質。イギリスのマンチェスターから出てくる音楽のようにはちょっと思えない。彼女の曲は相当クールなんだけど、自分も含めて会場はイマイチそのノリについていけないという時間が長く続いたと思う。そんな中披露された最大のヒット曲Shadeをやったときの盛り上がりは嬉しさと安心感があったけど、彼女自身も消化不良な感じに終わったのは否めない。Mura Masaを2016年のフジで初めて観たときも同様の気持ちを抱いたけど、その後間も無く楽しみ方を覚えたなんてこともあったのでIAMDDBについてもそうなるんだろうなと。

 

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  • 15:55~ Sonic Stage Kelela

昨年のアルバムも非常に素晴らしくサマソニ出演が決定したときに、ぜひとも観たいと思っていたアクトでもある。そうは言っても、彼女のようなエレクトロかつアンビエントな雰囲気を持つR&Bシンガーはそれこそフジロックの日が沈んだ後のホワイト、深夜のレッド・マーキーなんかで観られたら良かったのにな〜と思ったのは内緒。

ケレラの「私の楽曲はフェスティバルに向かないわ。でもやるけどね!」というMCには笑わされたように、最初はいまいちノリかたが掴めないでいたが、ライブが進行するにつれ、彼女の歌に飲み込まれて行くような感覚というか、小さなループがどんどんと大きくなっていくように、次第に会場を彼女の世界に完全に引き込んでしまっていた。ラストのRewindが終わった頃にはもう終わってしまった!と序盤の時間感覚とは全く異なるものになっていた。

見事ソニックの女性アクト四連続の有終の美を飾った。

 

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サマソニに来たら必ず行きたい場所がこのビーチステージ。想像以上に普通にビーチの地面だけど、ここのロケーションが本当に好きなんです。到着した頃にはSOIL & "PIMP" SESSIONSがもう始まっていた。フェスならではのゲストなどもステージに呼んだりしていて、本当にただただ楽しい時間。ソイルが楽しくないはずなかった。


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ここで、ホテル休憩。休憩してると、観たかったはずのアクトがいつの間にか、まあいいかという思考になってしまうから怖い。初日はテーム・インパラ命!!!と決めてるから、カマシ・ワシントンもまた次の機会でいいかとなってしまった。(ビーチ・ステージまあまあ遠いしね。。。)

 

  • 18:50~ Jungle Stage The Wisely Brothers

初めてライブを観に来たJungle Stage (Space Odd Stage)。去年はもっとおまけステージ感が強かった気がするけど、今年からかなりしっかりとしたステージに変更されていた。The Wisely Brothers、予想通りというかあまり観客は多くなく、環境としてもアウェーな感じはあったけど、「サマソニに来るような人に観てもらえて嬉しい」と言っていたのが印象的。まだまだ成長過程という感じはしたけど、楽曲がかわいいしけっこう楽しく踊れるし、彼女たちのホームだったらどんな雰囲気なんだろうと興味が出ました。何はともあれ、ワイズリー観られて良かった。割と念願だったので。

 

ワイズリーが終わった後、Tame Impalaに向けて、終盤に差し掛かっているソニックFriendly Firesを観たけど、これが想像以上に楽しくて、本日一番踊ったw、一曲も知らなかったのに。こんなに楽しいならしっかりと予習して初めから観ればよかったと後悔。単独あったらぜひとも行きたい〜。

 

何はともあれ、Day1のメインディッシュの時間ですよ。

 

  • 20:30~ Sonic Stage Tame Impala

Tame ImpalaがいたからDay1に来たようなもの。2年前の単独を逃したのは後に凄い後悔した…。フェスでこの規模のステージで観られるのはおそらく日本だけ。それは豪華とも言えるけど、もっと大きなステージが相応しいよ。このレベルのライブができるのだから。

始まりのNangsがソニックに響きだした途端に胸に溢れるワクワク感が止まらない。3rdアルバム『Currents』の順序とは逆にして、Let It Happenの爆発に向けたイントロダクション的に使っているのは、幾多の数のライブをこなしたビッグ・バンドに成長したからこそだと思う。必殺曲Let It Happenを初っ端に、しかも紙吹雪までいきなり舞い上らせるような、ライブのピークになってしまいかねない演出を行っても、その後何度もハイライトを作る自身に溢れているのだろう。

 

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ライブが進むほどに彼らが作り出すサイケデリックの渦に飲み込まれるような感覚で、さらに音が視覚化されたような演出に、開演前に飲んだレッドブルウォッカでの酔いはすぐに冷めてしまったけど、いつまでも酔いしれることができた。Elephantはライブの序盤における沸点を記録していたかもしれない。音源よりも数倍破壊力が増し、レーザー演出が音とシンクロして異様な盛り上がりを見せていた。


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Tame Impalaの曲は踊れるし、チルアウトもできる。The Less I Know The Betterみたいな一度聞いたら耳から離れなくなるようなベースラインの曲やFeel Like We Only Go Backwardsなどシンガロングを巻き起こすような曲などアンセムも多い。ライブは一切ダレることなどなく、常にヴィヴィットな響きを持ってオーディエンスに届けられた。

あっという間の1時間だった。本当に。一瞬が永遠になるような感覚を何度も味わえるのがTame Impalaのライブ。


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サイケデリックという大きな軸を持ちつつも、ダンスミュージックやR&Bのエッセンスを取り入れてモダンなロックにアップデートさせてるのが彼らの強み。思えばCurrentsから3年以上経っているので、そろそろ新作が聴きたくなってくる。ケヴィン・パーカーは今一番信用できる男!

 

 

ソニック・ステージのライブが終了すると、すぐにMidnight Sonicの時間がスタートする。DYGL観る予定だったけど、Tame Impalaの直後だとなんかもう耳に入らないw しばし休憩。

今年からHostess Club All-Nighterがなくなったらしい。個人的にもサマソニ本編を大事にしている人間なので、夜にも好きなアクトが集中するのは辛かったし、DYGLやyahyelなど気鋭のバンドを集めるステージができてこれぐらいのバランスがちょうど良いと感じる。ただウルフ・アリスがド深夜に配置されなければ、幕張メッセから徒歩圏内のホテルを取らなくて済んだのに〜!とは思う。笑

 

去年のフジで観られなかったyahyelを重い腰を下ろして、少しだけ観たけど、確かに日本のシーンを見据えるより海外を意識した方がやりやすいだろうなというサウンド。めっちゃかっこ良かったので、また元気なときに改めて観る機会を作りたいなと思った。コムアイとのコラボ曲のライブdebutなどもあってなんかちょっとラッキーな気分にも。

 

  • 1:05~ Sonic Stage Wolf Alice

去年発売されたVision Of A Lifeが超傑作で、去年の来日公演を逃したのを後悔していたので次来日したら必ず観ようと決めていたWolf Alice。でも何もこんな深夜にやらなくてもw

本国イギリスではアリーナでやるほど若手筆頭格になっているというのは、本当らしく3年前同じステージで観たときとは全くというほどパワーアップしたバンドになっていた。マリンでも良かったんじゃないかなと思うレベルある。(暑いのは嫌だけどw)

先ほどのTame Impalaなどでも思ったけど、今売れているバンドというのは、どこか“しなやかさ”を備えていると思う。Wolf AliceもGiant Peachやyuk fooみたいなハードコアな曲からBeautifully Unconventionalみたいなポップでかわいい曲まで幅広く上手く見せている。そんな中、UKバンドらしいなというか、Led Zeppelinの天国への階段的な長尺の曲もしっかりと作れるんだぞ!というのもアピールもしつつ、アコースティックなこともできちゃう。

深い時間帯だったけど、これまたあっという間に感じたライブで、非常に濃密な時間で大満足でした。やっぱりミッドナイトまで残って良かったと思った。Wolf Alice最高!!!

 

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深夜でもしばしば休憩して、レッドブルウォッカを飲めば元気にライブを観られることが分かった!ミッドナイトはできるだけ参加せず、次の日に備えたいとは思うだけど、来年以降も絶妙に見たいアクトが置かれて非常に迷わされそうな予感。。。

 

気がつけば女性アクトばかり観ていた気がするサマソニDay1。現在の時代、ソロもバンドも良いなと感じるのは女性であることの方が多いんです。今年のタイムテーブルを見ると、そういう感情は自分だけでなくポップ・ミュージックの感じと共振してるんだなと思わせてくれた今年のサマーソニックTOKYO Day1でした。でもベストアクトはTame Impalaよ。