[2019.8.18]SUMMER SONIC 2019 Day3
SUMMER SONIC 2019!!!
今年は20周年ということで攻めに攻めたラインナップ!!!……ということは決してなく、日本のフェスを彩ってきたRed Hot Chili PeppersやRADWIMPS、MAN WITH A MISSIONなどの国内外のロックバンドが多数出演するある意味サマソニらしさ全開のラインナップという印象。また日本人アーティスト初ヘッドライナーとしてB'zが発表された。個人的には日本人アーティストがヘッドライナーを務めるのは大アリだけど、今1番売れている星野源や米津玄師、深夜に出ていたSEKAI NO OWARI、サカナクションみたいな若いアーティストがトリを務めた方が未来に向けてポジティブな感じがするな〜という感想をもったり🤔 でも結果的には2013年以来のソールドアウトだったし、台風の影響でアーティストの出演キャンセルなどはあったけど、大成功とは言えるのではないだろうか。今後もサマソニみたいな大好きなイベントが続いていくには、興行収入をしっかりと稼ぐことは非常に大事よね。
と若干ネガティブ的なことを言いつつも、サマソニは現行の洋楽シーンをちゃんと観せる!という姿勢は決して忘れていない。2010年代後半のサマソニの大きなトピックになり続けたEDM勢がマリンを揺らし、DisclosureやFlumeなど自分が大好きなダンス/エレクトロニック系のアーティストや現在一番観たいラップグループBROCKHAMPTONが出演する東京3日目に参加することはすぐ決めた!初日のThe 1975もめちゃくちゃ観たかったけどね〜😭
というわけで、3日目だけ行く予定だったのだけど、どうしてしまったことか直前になって、結構ノリだけでサカナクションが出るミッドナイトソニックを見たくなって急遽チケットを入手!笑(よく手に入ったな〜)急に観られるサカナクションめっちゃテンション上がる〜。
◉NF in MIDNIGHT SONIC
ミッドナイトソニックは年によって変わるけど、大体土日どっかのチケットがあれば入場できるので、今年Day3のチケットでは入場できないことにちょっぴり納得行かなかったり?
それは置いといても、NF in MIDNIGHT SONICは結構通好みのラインナップになっていて(Washed Outとかすごい見たかった!)、サカナクションが自分たちのファンに観せたいラインナップという意図も多少あったのだろうけど、それがどこまで届いていたかは疑問。(サカナクションとそれ以外のときの集客の落差が凄かった。😂)でもこの中だと圧倒的にサカナクションが楽しすぎるなとは思う!
- 26:00~ Mountain Stage サカナクション
サカナクションを観るのはこれで3回目。去年フジロックでみて、その前だと2014年のソニックマニアになるのかな。全然ファンだとは思っていなかったけど、観るたびに凄いバンドだな〜と思い知らされる。絶対楽しく踊れる安心安全の日本を代表するアーティスト。
去年のフジは序盤は比較的落ち着いたセットリストで尻上がりにオーディエンスを爆上げしていたイメージがあるけど、この日は最初からアルクアラウンドや夜の踊り子などのシングル曲で序盤から飛ばしていた!サカナクション待ちが多かったと予想されるオーディエンスがこれで盛り上がらないわけがない。前方から離れた後方から楽しく踊りながら観てたけど、深夜とは思えない熱気だった。
サカナクションはやはり演出のこだわりがすごい。楽曲をモチーフにしたVJが多数スクリーン上に映し出され、それが曲とリンクしている様は観てて圧巻。よくあるMV素材を写しているだけって感じではなく、しっかりとライブ用に作り込まれているに違いない。
もはや恒例感もあるが、メンバー全員がラップトップ前に横一列に並んでミュージックが演奏される。今でこそ慣れはあるけど、初めて観たときは何じゃこれ?!っ感じだったからね。
今日はこれが聴きたかった!冒頭のカッティングギターが印象的な忘れられないの〜が終盤になって披露された。MVは80年代のオマージュ満載だけど、こんなにクリアな音で、音数も多すぎず心地よい曲なんて今じゃないと作られないのではないか。安定してこれぞサカナクション!というテイストを保ちつつ、クオリティの高いポップ・ソングを提供し続けるのは素直に凄いなと感心する。
最後はとどめのアイデンティティからの新宝島という最強セトリ大熱狂のうちに終了!深夜2時のサカナクション超楽しかった!
本来ならすごいWashed Outも観たかったけど、もうそんな体力はなく、曲がごっそりといなくなったマウンテンである程度おちゃらけて退散!Feel It Aroundまでは粘りたかったな〜笑
◉SUMMER SONIC 2019 Day3
Mahaliaを観る予定だったけど、昨日のMIDNIGHT SONIC参加で予定変更!I Wish I Missed My Ex聴きたかったな〜。
というわけで、本日最初に観たのはLAを拠点とするThe Regrettes。レトロな趣を漂わせるガレージロック・バンド!サマソニ来たら毎年この手のバンドをブッキングしていて、自分も毎年観ている気がする。普通に楽しかったけど、去年のDream Wifeほどグッとこなかったな〜。
灼熱の屋外ステージに行くかどうかは考えものだったけど、やっぱBLACKPINKをスタンドからチラ見しようとマリンステージへ。今年のコーチェラの堂々たるパフォーマンスをYouTube配信で観て胸を熱くした今年の春。満を持してサマーソニックに登場である。今やサマソニの出演なんて考えられないけど、BTSも4年前にレインボーステージに出てたりもする。そう思うと、ここ数年のK-Popの世界的躍進は凄いな…。
黒人主体のバックバンドを従えて代表曲のDDU-DU DDU-DUで華やかに登場!いやマジでカッコいい。グルーヴを効かせた演奏にキレッキレなダンスを披露していて、ちょっとチラ見の気持ちはすっ飛んだ。
でもやっぱり洋楽フェスとは言え、日本語ver.で歌うのね。海外では韓国語のままで歌って売れているのに、日本ではやはり独自のK-Popマーケットが存在していて、そこには属していないからちょっとモヤモヤしたり。(単純に普段はKR ver.を聴いているからそっちで聴きたかったなという思いも。)でもだからこそ日本のファンは早くから彼女たちのことを応援し続けてきたし、彼女たちも日本には特別な思いがあったりもするのではないだろうか。とても完璧なパフィーマンスを見せているのに、日本語でMCをしてくれているときはとてもキュートで一気にアイドルグループの感じになっていた。ブルピン観て2019年を感じた!めっちゃ暑かったけど!
- 16:50~ Mountain Stage Brockhampton
いやしかし、ブロックハンプトンでしょ!今年はのサマソニは。カニエ・ウェストのファンサイトで知り合ってラップ・クルーを結成したっていうのはとても今時だけれども、彼らが新しいのは自らのことを“ボーイ・バンド”と言い張ること。(日本の嵐やSMAPのようなアイドル・グループは海外ではBoybandと呼ばれる。)
どう考えてもボーイ・バンドではないんだけど、ストリーミングによってメイン・ストリームの音楽シーンが混沌としている現在の時代、アイドルって自分で言っちゃうの面白くない?っていう感覚なのだろう。実際、BrockhamptonってRap界隈でもかなり異質な存在。それでいて、おそらくかなりポップスに対しても理解があるから、国や人種を超えて多くの人々に届く音楽である可能性を秘めている。海外フェスの映像とか観るととにかく盛り上がりが凄いんですもの!
スペースに余裕があったので、かなり前方まで来たけど、ここの位置でBrockhamptonを観ている人たちとは音楽の話で盛り上がったりできるのかな?って思う。笑
新作が発売直前ということで、新曲からI BEEN BORN AGAINで登場!どう考えてもボーイ・バンドじゃない…って思っていたのは音源だけを聴いていたからかもしれない。ステージ上に立っている6人はみんな煌びやかな衣装に身を包んで、スマートにマイクリレーをしている姿を見ると、こ、これはボーイ・バンドなのかもしれない…って思わされる😂
新曲が複数披露された今回のステージ。タイミング的にもworld debutなのではないだろうかという貴重なステージとなったが、やっぱりテンションが上がるのはSATURATIONの曲。GOLD, ZIPPERなど、中毒性抜群なトラックがBrockhamptonの持ち味とも言えるけど、こんなの生で聴いたら楽しくならないわけがない!頻繁にモッシュピットが作られ、(やめとけばいいのに)突入したら見事に親指の爪を割ってしまった😱サンダルなのも悪かった。笑
体感時間はあっという間の、あっという間で最後のBOOGIEになってしまった。体感時間が短いライブは良いライブの証拠!好きなNEW ORLEANSやってくれなかったのは残念だが、なんとなく次の来日公演もあるような気がするので、それを楽しみに待つことにする。Brockhamtonはリリースもかなりハイペースなので、一年違うとライブの内容はかなり違うものになりそう。英米の人たちは毎年のように観られて羨ましいな。
各々のラップの個性がかなり違うので面白い。jobaはかなりCrazy!笑
- 18:20~ Mountain Stage Chvrches
Chvrches、最近よく来日しているし、去年フジロックで観たばかりだしと当日になるまで観ようかどうか迷っていた。でもBeachステージ(ロケーション最高だけど)に行っても、また最後にマウンテンに戻ってくるのに、ちょっと観に行くのも砂で足元を汚すのとか考えていたらメッセに残っているのがベストだと判断。
Chvrchesは2nd出たあたりが一番個人的好きのピークだったな〜と思いつつも、3rdアルバムLove Is Deadが彼女らにとって大きな転換点となったに違いない。インディー的価値観が強かった1st, 2ndから、より開かれたポップ作品に振り切り、かつライブにはドラマーを帯同させることによって一気にスケール感がアップした。去年アルバムを出して、アルバムツアーも2年目ということもあり、現行の体制の完成形を見たような安心感のあるライブ。
あんまり聞き込んでいない3rdではあるのだが、たくさん聴いていた1st, 2ndよりもライブ映えするのは3rdアルバムの曲。昔は代表曲The Mother We Shareで締めていたけど、今はNever Say Dieなんだね。ドラマチックな展開の本当に素晴らしい曲だと思う。
ちなみにこの日もVo. のローレンはくるくる回っていた!笑(本人のインスタで知ったけど、あれはT poseというらしい。)
思えば、初めて行ったサマソニにもChvrchesやThe 1975が出ていて、その年は他にもUK発の新人がバンドが多数出演していたけど、現在ちゃんと人気を獲得していて、評価を得ているのって、エレクトロ系ができてポップに対して理解が深い上記の二組だという事実。すっかりとフェスを象徴するアーティストへと成長したね。
- 20:00~ Moutain Stage Disclosure
最高の贅沢!DisclosureのDJセット。せっかくの来日なのにライブセットじゃないの?って人もいるかもしれないけど、去年のあのブラック・ミュージックやディスコをスタイリッシュに仕上げた素晴らしいシングル群を聴いて、今のモードは完全にDJモードなんだと感じた!Disclosureの今年の海外フェスの映像をちらほら観たけど、野外の解放されたステージで本当に素敵な空間が作られているのが伝わってくる!
Woah!! @Parklifefest that was next level amazing! 😵🔥 Thank you all for being there & to our incredible team for making it happen ♥️🇬🇧 📸 - @ronanparkk pic.twitter.com/tGjK1FQdsB
— Disclosure (@disclosure) June 9, 2019
サマソニもビーチステージで観られたらこんな幸せなことはないのに〜と夢想したけど、普通にマウンテンステージでした。テンション上がって意味もなくめちゃくちゃ前の方で観た。
新曲はUltimatumくらいしかやってくれなかったけど、デビュー時に世界を驚かせたSettleの曲を中心に、派手さはなくとも単純にDJの上手さだけで2ndステージのトリを務めあげる。マリンもソニックもDJアクトだけど、間違いなく一番踊れるのはマウンテンのDisclosure!近年の曲から往年のハウスの名曲までプレイされ、特にLatch前に流れたStardustのMusic Sounds With Betterは印象的。Disclosureがプレイすることによって、また世界中で再評価が加速するのかもしれない。
ちなみにSpotifyで公開されているDisclosure公式のDisclosure's Record Bagというプレイリストまじで最高なので、ダンス、エレクトロ・ミュージック好きはチェックするべき!
最後はFlume RemixのYou & Meでお別れ(ちなみにSONICのFlumeもやったらしい)。本当に楽しすぎたのであと5時間くらいやって欲しかったよ😂
今年は記念すべき20周年だというのに、例年以上にサクッと参加してしまった感があるサマソニでした。20周年おめでとう。2013年から毎年来て早くも7年だよ。7/20、1/3以上参加してたらもうサマソニ・フリークを名乗っていいかしら?笑
本当に本当に大好きなフェスなので、来年はお休みだけど、また再来年パワーアップして帰ってきてください!