[2017.12.6]FLUME JAPAN TOUR 2017 at マイナビ BLITZ
マイナビBLITZにいつの間にか生まれ変わってた赤坂BLITZ…。
ビックリしたのは、海外のお客さんの多さだった。半分かそれ以上は外国の方だったと思う。FLUMEはグラミー賞を受賞し、今最もホットなDJ/プロデューサーだと思っていたけど、日本にいてさえ、海外との人気の差を思い知らされるとは思わなかった。
とにかく美しくて、まるで別の世界にトリップしてしまったかのようなステージだった。
Tennis CourtからのNever Be Like You最高。
大団円!
アンコール最後でアルバムSKINのラスト曲でもあるTiny Cities (feat. Beck)のときの光景が忘れられない。なんとも言えないチルい空気感でした。大満足。
[2017.11.14]MUSE Live At Yokohama Arena
MUSE、2年ぶりの来日。4年ぶりの単独来日公演。
自分にとって初めての衝撃的な音楽体験はMUSEであることは間違いない…
フェスというものもよく知らんかった自分が、今思えばどこからお金を捻出したかも思い出せないけれど、とにかくMUSEが観たくて一人で行ったSUMMER SONIC 2013 TOKYO Day2。(夜行バスで東京まで向かった。前日サイゼリヤで年齢確認された。)とにかく暑くて、モッシュが凄くて、死にそうになったのを覚えている。あのときに聞いたPlug In Babyの余韻がその後しばらく残っていて、それが現在まで続くライブの現場に訪れるモチベーションの起源かもしれない。
思い出を語るような気分になってしまうほど、随分と前のことを喋っている気持ちになってしまったが、現在最も聞いている音楽のジャンルでもなくなってしまったのも事実。しかし、ライブは間違いないし、何よりMUSE来るよーと伝えて、すぐに行きたーいと言ってくれる友人ができたのが一番今回ライブに足を運ぶ大きなキッカケとなったかも。
定刻から20分ほど遅れてライブがスタート。新曲Dig Downが始まり、このデカイ規模でここまでワクワク感を煽るバンドはやはり只者ではない、とすぐに再確認。
2曲目のPhycoが始まる頃には、最もMUSEが好きだった頃の自分に一気に引き戻されてしまった。Sスタンディングで後ろの方で見ていたが、なぜケチってSSスタンディングにしなかったのだろうと早速後悔。。。
Showbizなど1stのレアな曲などが披露された前日とは違い、この日はこれぞMUSEという、HysteriaやStockholm Syndromeという鉄板曲がセットに組み込まれていた。Take A Bowを演ったのは結構珍しかったのかな?後ろの方でも音圧がズシズシと伝わってきて、ステージがよく見えるかどうかの違いだけで、横浜アリーナのどの場所でも十分に満足させる音作りができていたのではないかと思った。また今日のライブはFacebookで世界中に配信されていたようである。(アーカイブはいつまで残してくれるのだろう?)
ドミニク・ハワードが太鼓の達人の鉢巻?をずっとつけていたり、マシュー・ベラミーがいきなり法被を着て登場したりエンターテインメント性も忘れないのがMUSEである。Starlightでは巨大風船が投下され、Mercyではありえん量の紙吹雪が横浜アリーナの宙を舞った。
発売から期間が空き、さしてDRONESツアーという感じもしなかった今回の公演の中でも、終盤に披露されたThe Globalistが圧巻だった。プログレ的に姿を変えていくロック・オペラとも言えるこの楽曲は、もの静かな前半から、不穏なギターで一気に破綻してゆくのだ。音楽と対応した背景の映像も美しかった。とても先ほどまで法被を着ていた人とは思えないw
そして最後はもちろんUprisingからのKnights Of Cydonia。自分は、というかMUSEが好きな人全員、本当に兵士になってしまったかのように大声で合唱して生まれる一体感が好きなんだと思う。ぎゅっっっとMUSEの魅力を詰め込んだような今回のライブが終わるのは本当に早かった!またいつかMUSEのライブに行く機会はあると思うし、今度はケチらないで一番良い券種を買う!!!笑
最後に少し気になることと言えば、、、
世界中でヘッドライナーを務めるバンドで、ここ日本でも高い人気を誇っているのは間違いないんだけど、それでもチケットが完売しなかったのは少しショックだったな。平日で、今回はチケット代もかなり高かった気はするけど。個人的には、賛否両論は発生することは避けられないけど、オープニング・アクトがいても良かったのか〜という意見です。
あと副題の「日本版IRの未来」って何だったんだろう…?笑
[2017.10.22]TOYOTA ROCK FESTIVAL 2017 Day1
自宅からそう遠くない場所でフリーフェスティバルがあると聞き、ラインナップも観たいアクトがいくつかあったので友達を誘って行ってみた!
しかし生憎の雨模様で、というか台風が接近していて二日目は中止を余儀なくされたぐらい天気が悪かった😇というわけで最後のサニーデイ・サービスまで観ずに早々に帰宅。
気合を入れて行ったフェスじゃないと雨キツイw
飲食店が充実していて、晴れたならもっとゆったりとフェスを楽しめたのかなという気がします。来年以降もラインナップを観て参加の是非を決めたいです。
数少ないですけど、観たアーティストの感想をちゃちゃっと
- 11:20~ MAIN STAGE YOUR SONG IS GOOD
フジロックは最終日の遅すぎる時間で観ることができなかったが、今回のトヨロックで初めて観ることができた。本当に楽しい音楽で、ずっと踊っていられるバンドだった。今度は自然に囲まれた場所で、思いっきり晴れた環境で観たい。
- 13:10~ MAIN STAGE 鎮座DOPENESS & DOPING BAND
生バンドを引き連れていて結構かっこよかった。本人も活動を進めていくうちにHip-Hop以外の音楽もたくさん吸収していき、現在のような形になったと言っていた。ライムに乗せて、Hip-hopの歴史をラップしていた。
- 15:20~ EAST LAND ゆるふわギャング
ゆるふわギャングを年内にどうしても観ておきたくてトヨロックに行ったようなものだった。MCが登場する前のDJでもMigosが流れたりしていてテンションが上がった。
今売り出し中なだけあってか、パフォーマンスがキレッキレで目力も凄かったw
フェスにちなんで、Fuckin' CarからTOYOTA Carに変わる一幕もあったりした。
曲によってはカルヴィン・ハリスのFunk Wav BouncesやFutureっぽい曲もあって、ちゃんと海外のシーンと呼応して曲作りがされている感じがした。
ここまで観て帰宅!雨で随分と体力が奪われてしまった。
その後温野菜で食べたきのこ鍋が美味しかったです。
[2017.10.7]Noname Live At Shibuya WWW X
去年発売されたミックステープTelefoneが好きでよく聴いていたので、今回の公演が発表されるや否やチケットを買った!初WWW X、一度行ってみたかったハコだった。
バンドセットということで物凄くテンションが上がったけど、Telefoneの内容からするとバンドセットじゃないと納得できなかったかもしれない。笑
熱気が直に伝わる生の演奏をバックに、音源では常にクールなフロウを披露していた彼女もライブではとても快活で常に笑顔だったのが印象的だった。ライブ間のMCと曲の境界がないことも多く、彼女にとっては語りかけることもラップすることもそこまで大きな差はないのかもなと思った。
朝霧Jamに出演するということが発表されてから、野外で見る方が良かったかもな〜と少しばかり思ったけど、まだ正式な1stアルバムを出していない海外アーティストの公演がSold Outしただけあってオーディエンスのテンションも最高だったし、初来日の彼女を気持ち良く迎え入れることができたのではないだろうか。
1時間にも満たない公演時間だったけれど、夢の中にいるような至福なひとときだった。
[2017.9.20]Thurston Moore Group Live At Nagoya Quattro
当日券を買って行ってきた!名古屋クラブクアトロ!Klan Aileenがサポートアクト。良い組み合わせだと思った。
下の階にあるタワレコで普通にサーストン・ムーア買い物しててびっくりした。笑 (来日すれば必ずレコ屋巡りをするのは有名な話)
ライブの方はというと、今年出た新作でほぼセットリストが占められるという構成で、来年には還暦を迎えるというのに、過去を振り返ることなく現在進行形の姿を見せ続けているのは純粋に凄いなと思う。以前見たときよりも、かなり実験的な要素が加えられていたし。そしてデビー(水色のベースが印象的)とスティーヴのリズム隊が最高過ぎた!クールなデビーとなんかキツそう?にドラムを叩くスティーヴの対比も良い。笑
非常にマイペースに、大人の余裕を持ってライブを進めていた。ソニック・ユース時代も含めたベスト・ヒッツ・ライブ!なんて決してやらなそうな感じ、すごいカッコ良いと思います。
[2017.8.21]Whitney Live At SPACE ODD 〈SUMMER SONIC EXTRA〉
ソニマニ+サマソニDay1という参加だったので、Day2出演のWhitneyは1月の来日公演と同じように諦めることに…と思っていたのですが、エクストラ公演が発表されて迷わずチケットを購入!やっぱ観ておきたいですもの!
そして当日、暇を持て余して渋谷をぶらぶらしていると、一蘭の前にいる外国人のグループを観て、なんか見覚えあるなと近づいてみるとメンバーのジュリアンとマックス(とサポートメンバーの1人)ではありませんか!!!
声かけるかどうか迷ったけど、後で後悔してはいけない…と話しかけてみる。緊張もあってまともな英語はほぼ喋られず!しかしそんな僕にも気さくに対応してくれて一緒に写真も撮ってくれた!嬉しいw
より一層ファンになってしまいました!
そんなサプライズもありつつ、渋谷周辺で暇を潰し、ライブが行われる渋谷/代官山SPACE ODDへと向かう。聞き慣れないハコだったけれど、ここは元々あった場所をCreativemanが買い取ってライブハウスとして運営し始めたとこららしいです。今後はここで行われるクリマン主催のライブが増えるかもしれませんね。
Whitneyは正式メンバーはDr/Voのジュリアンとギターのマックスだけだが、ライブでは4人のサポートメンバーを加えた6人編成となる。さっき写真の一番右に写っている人はリズムギターのプリントだと後々調べて分かりました。(これを機に覚える!)
いざDave's Songでライブが始まり、アコースティックサウンドにジュリアンの美しく繊細な高音ボーカルが乗っかる。それを目の当たりにするだけで既にちょっと感動してしまう。
前回の東京の公演では、酔っ払い過ぎて最後まで演奏することができず…という感じの中々アレな(、そしてレアな)ライブだったらしいので、この日のライブでも手にお酒を持つ度に不安を煽られることになったw
がしかし、今回は終始安定した演奏を最後まで見せてくれました!(飲んでた量は前回よりも多かったとの報告もw)今回は前回と違い、5日前から日本入りしていたこともあってか、時差ボケなどもなく、体調もバッチリだったのだと予想!笑 …てか、ジュリアンはお酒なしでライブはできないタイプなんだと思う。
Whitneyのライブは、音源のような哀愁漂いながらもどこか温かさを感じさせてくれるような情緒を守りながらも、低くセッティングされたジュリアンの力強いドラムによって随分と曲の印象が変わっていた。より熱量を持って、これぞまさに情熱の赤い薔薇🌹🌹のようでした。人によって好みは分かれるような気もするけど、あのジュリアンの憑依したように感覚的に叩くドラムが個人的には好きです。ただ酔いが回ってるだけかもしれないけどね。笑
ジュリアンは酔っ払ってもテンションがハイになるタイプではない、かつアイロニカルにマイペースなMCをするので、曲間は独特な雰囲気になるw やはりこの日本特有の静けさは苦手らしい。心は燃え上がっているんだと上手く伝えたいけど…🤧 でもBabymetalの話題とか面白かったな。笑
アンコールに入り、NRBQのMagnetを披露するとき、マックスが自分のことに気付いてくれて、ジュリアンが「彼とさっき会ったんだ。僕たちは友達だよ」みたいなことを言ってくれて、嬉しかったけど、注目を浴びて恥ずかしかったw 「さっき一蘭で会ったんです」とボソッと説明することに。笑
ライブはNo Womanを最後に約1時間で終了。トランペットがラストに力強く響いて、視界が開ける感じ、良かったな〜。なんだか今日のこのライブの感じはずっと心の奥底に残しておきたいです。
この1ヶ月間、それはそれはライブを観まくったけど、今日でひと段落。ちょっと宙に浮いた感じで明日からの現実に目を向けたくない。笑
夏の終わりを告げるのに相応しいWhitneyのライブでした。
[2017.8.19]SUMMER SONIC 2017 Day1
サクサクと書いていきます。それではレッツゴー!
10:30頃に起床し、目的のLANYに間に合うようにメッセに到着。友人に託されたウイスキーがカバンの中でキャップが外れ悲惨なことに…。瓶の持ち込みは決してやってはいけないということをこのブログで伝えておきます。バチが当たりますw
- 12:10〜 Sonic Stage LANY
これぞサマソニ!という雰囲気のエレクトロ・ポップ・バンド。The 1975 を彷彿させるような甘いマスクとメロディーである。でも格好はグランジみたい。あーサマソニに来たな〜というのを強く感じさせてくれた。
- 13:55〜 Mountain Stage Dua Lipa
とても21歳とは思えないほどの貫禄と妖艶さだった。末恐ろしい。今後スター街道まっしぐらであることは間違いなし!
- 15:30〜 Beach Stage HONNE
今年はビーチ・ステージの向きが逆になりましたね。
サポートを黒人アーティストで固めたこともあってか、音源以上にブラックの香りが漂うライブ。(たしか)3AMのときに曇っていた空模様に晴れ間が差し込んだのが素敵だった。Warm on a Cold Nightのコーラス部分はたくさん歌いました。
- 16:50〜 Beach Stage Kehlani
凄いものが観れた!ステージ規模に合わせたコンパクトなステージであることは間違いなけれど、とても濃密なステージを見ることができた。
歌はもちろん上手いのは当たり前だけど、ダンサーを引き連れてのパフォーマンスが最高だった!最も盛り上がる部分はコーラス部分ではなく、ダンスのパートなのである。現在のポップ・ミュージックの雰囲気をよく表わしていると思ったし、エッジが効いている部分を見せてくれたと思う。
彼女のアーティストとしてのアイデンティティは、シンガーではなく、パフォーマーであるというのがよく分かるライブだった!サマソニ2017のベストアクトです!
- 18:45〜 Mountain Stage Phoenix
最新作Ti Amoを提げてサマソニのマウンテン・ステージに登場である。サマソニではなく、フジロックならもっと良いスロットを貰えるような気がするのだが、どうやらPhoenixはCreativemanと良い関係を築いているようである。
噂には聞いていたが、とにかくPhoenixはサポートドラムが素晴らし買った。ライブにヴィヴィットなメリハリを加えていたのはこのドラムである。最新作と過去の曲群が上手に組み合わさっていて、一切ダレることなくライブを展開していた。しかし、Phoenixはいつ観ても素晴らしいだろし、もしかしたらカルヴィン・ハリスを好きなのは今だけかもしれないと思った私は、後悔してもいいからと思い、途中でマリンに向かってしまったのであった。
マリンに到着し、アリーナに入場しようとすると入り口では規制がかかっていた。導線があんまり良くないので、直前になってマリンに行くときは注意しなければ。入場と同時にライブがスタートした。
- 19:40〜 Marine Stage Calvin Harris
サマソニとしては初のDJヘッドライナーの誕生である!2015年のZeddがマリン・ステージで大盛況を収めたのを皮切りに、昨年はAlessoがトリ前に出演したりと、時代の流れとともにEDMアーティストもサマソニのラインナップの核になることが増えてきた。今年のカルヴィン・ハリスのヘッドライン出演はそのような流れの一つの集大成とも言えるだろう。
手のひらを返した音楽ファンを嘲笑うかのように、披露されたのは終始バリバリのゴリゴリのEDMセット。中盤に気休め程度のSlideが流れる以外は従来にカルヴィン・ハリスであった。
冷静に考えれば、カルヴィンほどの頭の良いやつがヘッドライナーという立場でそんなリスクを冒すはずはなかった。彼のライブを見に来るほとんどのオーディエンスは決して批評家などではないのだから。(もしくは最新作をライブで体現するための十分の準備ができないうちには披露するつもりはないのかもしれない。)本当に“甘い”のは自分の方だった。
なんとなくやりきれない気持ちでモヤモヤしていた自分はまたしてもカサビアンがいるマウンテンに向かったのであった。(カサビアン最高!!!)
ということで今年はDay2には行かないので、私のサマソニは終了です。カルヴィン・ショックをしっかりと食らいはしたものの、後から考えれば面白い出来事だったとも思えます。来年も期待してます!サマソニ!