[2016.8.21]SUMMER SONIC 2016 Day2
サマソニ2日目!!!
この日はなんとマーク・ロンソンがサイン会に登場するとのことで、こんな貴重な機会はないと開場開始時間の9:00ちょうどくらいに幕張メッセに到着。
初めてのサイン会参加だったので、要領がよく分からずもっと早く行けば良かったのかな?とも思ったが、なんなくサイン会の整理券をもらえることができた!
こちらがそのマーク・ロンソン様のサインでこざいます。
ん〜、素敵☺️ 宝物がまた一つ増えました!
今回はJames bayやTwo Door Cinema Clubなんどの人気者もズラッーとサイン会にラインナップされていたので、今回参加したことで今後のサイン会に参加するときの良い基準となるかもしれない。
というわけで、ちょいと早起きした2日目でしたが、Sunflower Beanから私のサマソニDay2スタートでございます!
- 11:20〜 Sonic Stage Sunflower Bean
前日のSonic Stageが例年と異なって、珍しくメタル・ラウド系で集められていたので、一度も訪れなかったのだが、2日目はいつも通り実にサマソニらしいアクトがラインナップされていて、やっとソニックでライブを観ることに。
このSunflower Beanもまさしくソニックステージによく似合うアーティストでニューヨークはブルックリンからやってきた3人組のロックバンドである。
モデルでも活躍してるBa/Voのジュリアを筆頭にメンバー全員おしゃれでカッコイイので、そんな彼らが演奏すると非常に絵になる。
これでビジュアルだけが良いバンドで肝心の演奏が微妙だとガッカリしてしまうのだが、、、決してそんなことはなく、みんなしっかりとコンパクトに演奏するし、ドラムのジェイコブも結構技巧派!笑
小さくまとまってるというわけではなく、今後大化けするかもしれないと期待せずにはいられない。
ジュリアちゃんも良い意味で演奏中は狂った感じになっていて、演奏をしているときとしていないときのギャップがとても微笑ましかった。
これは去年同じくソニックステージで素晴らしい演奏を見せてくれたWolf Aliceのエリー・ロウゼルと被るかもしれない。
7,8曲は演奏してくれたと思うが、持ち時間は約30分と非常に少なく、「え、もう終わってしまったの?」という感じだった。
日本でのライブは今までの中でも最高のライブのひとつだった!と言ってくれた彼らの再来日が今かと待ちきれない。
(来年の1月くらいに来て欲しいな〜)
The Mirror Trapを最初だけチラ見して、 マウンテンのMØに移動する。
- 12:40〜 Mountain Stage MØ
現在EDM界隈から引っ張りだこのデンマーク出身のKaren Marie ØrstedことMØ(ムー)
AviciiやMajor Laser、Diploの曲にボーカルとして参加したり、昨年発表されたMajor LaserのLean Onが大ヒットしてることもあってぜひ今年見なければいけないアーティストの1人だと思っていた。
そんな彼女のライブは想像以上に熱くて、めちゃくちゃエモーショナルで、心に訴えかけるように力強い声が届けられる。
個人的にどんなに凄腕のDJがステージ上で曲を流しても、やはり生の歌声・ライブ感には絶対に叶わないなと改めて思った。
終盤MØがステージを降りて客席の柵の方までやってきたりして(中盤で見ていたのにすぐそこまで来た!笑)、観客は大盛り上がりのままFinal song→Cold Waterとたたみかけ、最後は当然Lean On!
サビの爆発力はハンパなく、2日目の序盤とは思えないほど、会場は盛り上がりは凄かった!
世界中から熱望される歌声に加えて、最高に熱いパフォーマンス!私もMØ姉さんのファンの一人になってしまいました!
(今でもスマホで撮ったLean Onのムービーをほぼ毎日見てる。)
MØ終演後、間もなくブロッサムズの出番が始まることに気づく。人が多く、移動に結構時間がかかったが、始まるちょい前にソニックに辿り着く。
- 13:30〜 Sonic Stage Blossoms
正統派UKロックの大型新人と言うべきか。Blossomsがサマソニに初登場である。
8月の上旬に1stアルバムを出したばっかりではあるが、去年既に来日公演を行っていたり、EPも複数出しているので新人と形容するにはちょっと違和感を感じるが、第一弾で発表されてから必ず見ようと決めていたバンドであった。
ジャンルとしてはサイケデリックな曲調が多いのだが、ただ単にサイケというよりは、なんというか清涼感があって爽やかなサイケデリック・ロックである。笑
懐かしい感じもあるのだが、古くささはなくちゃんと現在の時代の音であると感じる。
そんな彼らの演奏は前評判通りに非常に上手く、まさに新人離れなのだが、意外とあっさりと進んでいく印象があって、ちょっと期待し過ぎたかな?とも思ったが、徐々に彼らのリズムに引き込まれていく。特にVoのトムがジャケットを脱いで水色のシャツをお披露目した辺りからは完全に彼らが作り出すグルーヴにノリノリになっていた。
ハイライトはやはり彼らの代表曲Blowで、音源の数百倍輝いていた。
ライブ全体としての印象としては、正直初めてTemplesを見たとき以上の衝撃はなかったのたが、それでも及第点は与えられる内容だったと思う。これからも彼らの行く末を追っていきたい。
ライブばかり見てたのと、並んでご飯を買うのが嫌だったので、ここでやっと昼食を取る。(梅しらす丼)
あんまりフェスご飯でテンションが上がらないのは都市型フェスだからしょうがないな!
ここでTDCCを少しだけでも観に行こうと思ってたが、人が多いと聞いたし、暑いの嫌だし断念。サマソニDay2はけっこう見たいの多くて、Day2を2通りぐらいプランを組めたなとも思う。まあこれがフェスよね😑
暑いのは嫌だと言ったが、じっとしているのはもっと嫌なので、人が少なそうで実は割と好きなTricotを観に、私には一生縁はないと思ってたPark Stageを訪れる。
今日みたいなラインナップにTricotを見に行く人は少ないと思っていたが、やはりボーカルのイッキュウさんも「今ここにいる人は相当な音楽好きか、ただのニワカのどっちかでしょうね」などと言って会場を盛り上げる。笑
関西の人特有の言葉選びのセンスや盛り上げかたのうまさってありますよね。
サイン会の時間があったので、フルで見れなかったが、やっぱりちゃんとした場所でもう一回しっかりと見なきゃなと思いました。
個人的にこのパークステージ、そんな環境としては良い場所とは言えないし、当初のように無料に戻したほうが良いのでは?と思います。そっちのほうが端から見ていて盛り上がっていたように感じるし、演者にとってもやりやすいではないかな。
などと思いつつ、メッセに戻りサインをもらった後は、ジャクソンズ、James Bay(If you ever want to be in loveだけ聴きたかった。)、今年のサプライズ枠のアッコさん(流石にバックバンドかなりうまくて笑った。あの頃は「ハッ!!!!」)などを後方で見歩いてゆるく楽しんでいた。
18:10からマウンテン・ステージでマーク・ロンソンが始まり、当然私もその場にいるのだが、19時にRadioheadを控えるマリンステージの状況が気になりすぎて、折角のマーク・ロンソンが存分に楽しめない始末。(サカナクション時点でマリンがパンパンだったり、見切り席が解放という情報が入っていた。)
折角マーク・ロンソンがFeel Rightから始まるキレッキレの最高のファンクセットを披露してるのに、肝心の私がグダグダだったので、涙ながらに早々にマーク・ロンソンを切り上げてマリンへ向かうことに。😭😭😭
泣きたくなるほどかっこよかったぜ!😭😭😭
マリン・ステージのアリーナには18時50分くらいに入場できて、ちょうど良いくらいに入れたか?とも思ったが、開演が少し押して19時20分ぐらいまで始まらなかった。(あれ、もっとマーク・ロンソン見れた?)
2年前くらいの私ならば、普通にイエモンぐらいからレディへ待機して最前近くを確保しようとしたと思うが、もうそこまでの元気はないし、直前に入っても前方ブロック後方ぐらいには余裕で行けるってことが分かってるのでコスパが悪いようにどうしたって感じてしまうな🤔
というわけで今年のSUMMER SONICの超ヘッドライナーRadioheadのライブが始まる。
- 19:20?〜 Marine Stage Radiohead
私にとってRadioheadというのはとてつもなく大きな存在で高校のときに聞く機会がなければ、ここまで音楽にハマることはなかったのではないだろうか。
今までAtoms For Peace、昨年のHCANでのThom Yorkeソロを見たことはあったがRadioheadとしてのトム・ヨークを見たことはこれまでになかった。
正直なことを言ってしまっては、今の音楽の趣味としてはマーク・ロンソンなどのほうが絶対に好きなのだが、それでも頭と身体がRadioheadを見なさいと言って聞かないのである。
過去との決別ではないけれど、Radioheadを見ることでまた一歩先に進めるような気がしていた。(何の一歩だろう?)
心がずっと落ち着かないまま、少し不気味なイントロのBurn the WitchからRadioheadのライブがスタートする。
2016年のRadioheadの始まりを告げたこの曲は一般的には決してライブの一発目に最適な曲調ではないかもしれないが、ことRadioheadのライブに関して言えば最高のオープニング曲だと言えるだろう。
AFPのときから照明に対しての並々ならぬこだわりは感じていたが、Radioheadとしてのスタジアムレベルでの照明の凄さには改めて感心させられる。そして音響の良さである。世界一のバンドには世界一のPAがついているものだなと。
セットリストはBurn the WitchからFul Stopまで今年発売されたアルバムA Moon Shaped Poolと同じ曲順で進む。
これだけたくさん人がいるのに関わらず、やや観客の反応は薄いかな?と感じていたが、ここで2+2=5が投下されると一気にスタジアムが湧き上がる。
音源は何度も聞いたことがあるが、やはりサビが始まるときのライブ感はすごい。
2+2=5での衝撃が冷めやらないまま、なんとその次はAirbagのずしっとしたイントロが流れる。前日の大阪でのセトリも見ていて、2日連続ではやらないと勝手に思い込んでたので予想外で嬉しさのあまり涙がこぼれ落ちそうだった。
Airbagは高校生時代、電車通学していたときによく聞いていた曲で、当時の風景とかを思い出したりするのでヤバい…(今日のライブで最もウルっときた瞬間であった。)
もうこの時点で放心状態である。
当たり前なのだが、Radioheadのライブは知ってる曲しか流れないのである。しかも昔から何度も聞き込んだ曲ばかり。やっぱりライブの良し悪し以上に思い出っていうのはかなり強い。
Reckonerを挟んで次もなんとNo Surprises!!かなりむき出しのままのイントロに会場は悲鳴にも近い歓声が湧き上がる。
今日のトム・ヨーク拙い日本語や奇声?も織り交ぜたMCでかなりテンションが高かったし、今日は何かが起こるぞ?という感じがスタジアムに漂っていた。つまり、もうこの時点で今日Creepは演奏される感じがヒシヒシと伝わってきた。
伝わってきたは伝わってきたのだが、近くにいたアジア系の外人がしきりに「Creep! Creep!」と叫んでいたのは正直レディへのライブを楽しむにあたって非常に邪魔であった。もちろんやってほしい気持ちはわかるが、それは心のうちに秘めていて欲しい。ほんと迷惑。
気を取り直して、今回のライブで最も印象的だった一つがThe King Of Limbsの曲がライブで凄まじい変貌を遂げていたことである。高校生のときに初めてTKOLを聞いたときは難解であまり好きになれかったし、現在も良いイメージはなかった。
しかし、私が今日のライブで「凄い!」って最も感じたのは間違いなくBloomやLotus FlowerなどのTKOLの曲で、情報量の多い曲がステージで完成させられていく様は本当に言葉には出来ないほどの衝撃を生むのだ。このために前回のツアーからサポートドラム(from ポーティスヘッド)を招聘しているのも納得である。
その後は再びAMSPのIdentikitやThe NumbersやKid Aの曲を中心にライブが進んでいく。
Kid Aの曲はかなり原曲からアレンジがされてるとは感じたが、自分が好きな曲(The National AnthemやEverything in its Right Place)が聞けて嬉しかったかな。 Idiotequeも凄まじかった。
こうして本編は終了。そして多くの人が熱狂したアンコールの部が始まる。
その一曲目はなんとLet Down!!!
私が今回のツアーで披露されたと聞いて、Creepの何倍も嬉しかったのがこのLet Downである。私がRadioheadが好きな理由の核として、このLet Downにあるような決してポジティブなことは言ってないのに、なぜか励まされるというか一人ぽつんと立ち尽くしている自分を優しく包み込んでくれるような部分にあると感じている。過去に自分が辛い状況にあるときに何度も聞いて助けられた曲でもある。やってくれて本当に嬉しかった。今回Radioheadを見にサマーソニックに来ていなければ、一生後悔するような選曲であった。
その後の衝撃に備えて、場内を落ち着かせるようにPresent TenseとNudeが続き、多くの人が望んでいたであろうCreepが本当に演奏されることになる。
今日はサプライズの選曲がいくつもあったが、やっぱりみんなこの曲が一番聞きたいんだとばかりに、私の人生で一番かもしれないほどの悲鳴と歓声が起こり、皆手を突き上げてCreepを迎え入れる。スタジアムが揺れるってこういうことなんだと身をもって感じた。
サビの「ガコッ!!ガコッ!!」も聞けた!
いくらでもカッコつけて別にCreepは聞かなくていいと言えるけど、やっぱり人生で一回は絶対に聞きたいと思っていた。
でも本当にやって欲しくない気持ちもどこかにはあって、だって自分が好きになったRadioheadはCreepをやってなかったし、別にCreepが聞きたくて今回Radioheadを見に来たわけでもないからである。
なんとも色々な感情が混じるのはやっぱりCreepという曲がこのバンドにとっても観客にとっても、どういう形にしろとてつもなく大きな存在であるからだろう。
Creepが終わって間も無く、Bodysnatchersである。バンドにとってもこのCreepの残響を引き払うにはパワーのあるこの曲でということだろう。Creepを乗り越えて、この日最もポジティブに楽しいという気持ちにさせられたのはこの曲のときだった!
もうやる曲なんてないだろうと思ったが、この日唯一のThe Bendsからの曲Street Spirit (Fade Out)である。
ポジティブな曲のままで終わらないのはなんともこのバンドらしいと言うべきか。
終演後の花火など1ミリも気にならないほど、それほどにRadioheadのライブはすごかった。(前日は花火も重要なファクターだったのに!笑)
終わった直後は今日一日色々なライブを見たはずなのに、完全にRadioheadの単独公演が終わった後のような気持ちにさせられて、それ以外考えることができなくなっていた。
今まで色々なライブを観てきたのは今日のこのライブを観にためかもしれない。とかなり正常な判断ができない状態であった。笑
セットリストのことについて、サマソニ終了後もTwitterなどでかなり話題になっていたが、やはりあれほどのメガバンドにもなるとそれぞれに各々のRadiohead論があって、それを見たりするのがとてもおもしろかった。
ライブ中はLet DownもCreepもやったので、聞きたい曲全部やってくれてる!!という気がしてたが、冷静に考えてみるとあれもこれもやってない!状態である。私はこれからもRadioheadが来日する度にそのライブに足を運ぶことになるんでしょうね。笑
とまあかなりRadioheadの感想がメインになってしまいましたがサマソニDay2のレビューは以上で終わりです。
また来年はどんなアーティストが来てくれるのでしょうか。楽しみで仕方ないですね!
最後に一応1ミリも気にならなかった花火の写真も…笑
See You Next Summer !!!